学童保育と放課後子ども教室の一体化促進の新計画を議論
市議団事務局(東田) 15年11月4日
岡山市子ども・子育て会議 放課後児童クラブ部会の今年度第1回の会議が開かれ、5人の委員(全7人中2人欠席)が、市が今年度中に策定を目指している「放課後子ども総合プラン行動計画」について、議論しました。
「放課後子ども総合プラン」は「放課後子どもプラン」の後継となる国の計画です。プランは、放課後子ども教室と放課後児童クラブ(学童保育)の一体化促進が主目的で、そのプランを市町村で具体化するための行動計画を策定するための意見聴取というのが今回会議の主題でした。
何人かの委員から、「この部会ではこれまで学童クラブの事は議論してきたが、放課後子ども教室のことは議論してこなかったので、中身が分からない」「自分の学区の小学校には放課後子ども教室がないので、具体的な姿がわからない」という意見が出ました。
また、「学童クラブが生活の場、第2の家庭として子どもが帰るところであるのに対して、放課後子ども教室は行っても行かなくても自由であり、子どもの目線からは全く別物」という意見もありました。
部会長からは、「先行自治体の実例も知りたい、文科省は学校支援と放課後子ども教室と学童クラブのコーディネーターの統合を目指している」などの発言がありました。
また、学童クラブの実情について、支援員を5年のうちに有資格化することが法されたことを背景に、支援員の確保に苦労している実情も出されました。
市では、11月30日に放課後子ども教室のコーディネーターや学童クラブの支援員を対象とした研修会を開いて、そこで説明していくとしています。
また、子ども・子育て会議の全体会を11月10日(火)の13:30から開くという報告もありました。
学童クラブや教育に関わる委員が参加しているせっかくの会議ですから、年に1~2度開くだけ、意見を聴きおくだけに終わらせず、もう少し開催の頻度を上げ、「前回の議論を踏まえて計画案を発展させました」などという中身のある議論をしっかりすべきではないでしょうか。