政令市岡山の「現場」はたいへん
崎本とし子 09年04月22日
市議団で市内の児童福祉施設や北区分室などを訪問している。
善隣館は老朽化がすすみ、コンクリートがボロボロだ。民間から寄贈されたプレハブの建物も現役で活用されている大事なスペースだ。でも、トタン屋根の建物は、このままにはしておけない・・・と思う。
県下で唯一の公立児童福祉施設である善隣館は、住み込みで職員がこどもたちと暮らす場所である。こどもたちは25人の定数だが、生活スペースが狭く、旧態然としている。
立て替えて充実することが急務だと思えた。
旭川荘乳児院は50人の定員。乳児院が県下に一箇所ではとても足りない。全国の平均を下回っている。こどもは減っていても、ニーズは増えているので、乳児の対応ができず県外措置をしている状況・・・これが岡山県の現実である。
岡山市は政令市移行で、児童相談所を設置した。こどもたちのことを本気で考えるならば、乳児院の新たな設置を考えなければなるまい。
職員はこどもたちのためにがんばっている。この努力にこたえる政策が求められる。
2年後には各福祉事務所のこども相談窓口に児童心理士を1人ずつ配置する体制をめざそう。
もっと児童福祉に力をいれる必要がある・・・と実感する現場視察だった。
昼食はしょうがい者が働く「喜楽」で500円の定食をたべた。おいしい!!あたなもぜひいちどお立ち寄りください。