新型インフルの対応・・・早期発見、早期治療
崎本とし子 09年05月21日
行政は新型インフルの対応に追われている。弱毒性であることは不幸中の幸いである。
相談体制は24時間体制になった。咳エチケットなど感染予防策の啓発が大切。マスクがない・・・などの問い合わせが多いが、予防策は工夫ができる。手洗い、うがい、ガーゼマスクなどで予防を!
私が一番大切だと思うのは、早期発見、早期治療だ。症状があったら、すぐ発熱相談センターへTELし、受診すること。それは、自分のためでもあるが、感染拡大防止の基本だ。
それがためらわれるときとはどんな時か・・・。保険証がない、お金がない・・・など医療費負担の不安を持っているときだ。政治はこの現実をふまえ、対応しなければならない。
ウィルスは貧富の差は関係ないのだ。だれもが、感染する。拡大と重症化を避けるには、「不安」を取り除くことだ。
政府は保険証をもたない資格証の場合でも全額でなく3割負担(発熱外来のみ)で・・という通知を出した。これが十分周知されているとはいえない。
症状があっても受診をためらうことのない様、「医療費無料」の制度を危機管理の視点にもつ必要があると思う。