処遇改善しなければ、保育士は増えない
市議団事務局(東田) 15年12月7日
5日の各紙で、厚生労働省が保育士不足の緊急対策をまとめたと報じられています。
省内の検討会がまとめたもので、
◆朝夕の保育士配置基準は2人→1人にする
◆幼稚園・小学校の免許を持っている人を保育士に置き換えられる
◆研修などの代替要員は保育士でなくてもよい
の3点が主な柱です。
一方で、保育士の処遇改善は盛り込まれませんでした。
保育現場の職員、保護者、研究者、自治体関係者など多くの方から、「保育士確保には処遇改善が不可欠」と指摘されているにも関わらず、規制緩和一辺倒で安上がりな保育を進めようとしている姿勢は厳しく批判されなければなりません。
保育事故を未然防止し子どもの安全を確保するためにも、良質な保育・教育を提供するためにも、しっかりと専門職である保育士の確保が必要です。
岡山市でこのような規制緩和が実現しないよう、しっかり市の施策や来年度予算案を見ていく必要があります。