(速報) 岡山市の国保料すえおき 9年連続
市議団事務局(東田) 16年02月9日
大森雅夫岡山市長は9日の定例記者会見で、国民健康保険(国保)の来年度の料金を据え置く案を12日の国保運営協議会に提案する考えを表明しました。
据え置きは9年連続。大森市長は2年前の就任直後に、「3年以内に保険料を引き上げる」などとする国保財政健全化計画をとりまとめていました。
その後、市の様々な努力や工夫により財政の改善が見られることや、国が低所得者対策の財政支援を始めたことなどなど、状況の変化があります。
一方で、市民の1/3の世帯が加入する公的保険であるにも関わらず、加入世帯の2割以上が保険料滞納、保険証取り上げも8000世帯近くいます。
「高すぎて払えない」「払える保険料に」という市民の声は毎年広がり、今年の国保料引き下げを求める署名は、去年を上回る約2万9千筆が集まっています。
市民の願いと運動が、大きな成果をうみだしました。
日本共産党市議団は、市議会や委員会でも繰り返しこの問題を取り上げ、子どもが多い世帯には特に重たい負担になっていることなども指摘して、負担軽減を求めてきました。
市議団は引き続き、保険料の引き下げや国保運営協議会に市民公募委員を入れること、都道府県化にあたっても市民負担を増やさないこと、国に対しても市町村の独自上乗せに課すペナルティをやめることや、公的保険制度維持のための支援などを求めて、引き続き取り組んでいきます。
(写真は岡山市社会保障推進協議会が2/3に提出した1万7986筆の署名、8月提出分と合わせて計2万8909筆となりました)