議会直前の変更は自民のおごり ~2月議会から代表質問を固定制に
市議団事務局(東田) 16年02月18日
今日の岡山市議会議会運営委員会(議運)で、会派代表質問の順番を現在のローテーション制から会派人数順の固定制に変更すること、それを来週から始まる2月議会から施行することが自民・公明・創政の多数決によって決定されました。共産は反対しました。市民ネットも反対意見を述べましたが、議決権はありません。
1月の議運のときに、2月議会の日程を協議して確認し、その時には初日に公明・創政、2日目に共産・自民、3日目に市民ネットと決定していたことを、開会のわずか5日前になって変更するものです。
議運が自ら決めていた日程を、開会の直前になって変えるというのは、議会の民主的運営とは相いれないものです。
また、議会の運営のやり方は、全会一致が大原則です。代表質問の順番をどうするべきかについてはさまざまな考え方があり、しっかり議論すべきであって、議論を尽くさないまま多数決で押し切るというのは、これも民主主義の本来のあり方を否定するものです。
議席の半数を占める自民党市議団は、このおよそ10か月の間に、議員の質問時間の削減など議会運営の改悪を、次々に強行してきました。内容の是非以前に、自らの主張だけを数の力で押し付けるやり方は、市民の代表としてふさわしい振いる舞いと言えるのでしょうか?おごりたかぶってものがみえなくなっているとしか言えません。
その自民党市議団の振る舞いに、「議論を尽くすべき」と声をあげる議員が少ないのも、情けないことです。
定例の市議選は3年後ですが、現状を見る限り、今後も自分たちに都合よい改変をたくらむことは十分考えられます。
いつの間にか、市民の声が市政に届きにくくなってしまわないか、市政のチェック機能が弱くなってしまわないか、いままで以上にしっかり見ていかなければいけません。