(速報) 住民の上告を却下、棄却 ~御津虎倉産廃で市の責任を問う訴訟
市議団事務局(東田) 16年03月1日
最高裁第3小法廷は3月1日、御津虎倉地区で計画されている産業廃棄物処理施設の建設を岡山市が許可したことについて、地元住民が許可取り消しを求めていた裁判で、住民の上告を却下、棄却しました。
地域住民の皆さんは、豊かな自然環境と岡山市の水源を守りたいと運動を展開し、業者に対して建設差し止めを求める民事訴訟、岡山市に対して業者に出した許可を取り消すよう求める行政訴訟を起こして、産廃建設ストップのために頑張っています。
そのうち、昨年7月には、業者の上告を最高裁が不受理として、住民勝訴の判決が確定していました。
その後、昨年末に岡山市が建設許可を職権取り消ししたことから、行政訴訟は争うべき内容がなくなり、今回の最高裁決定に至ったとみられます。
現在、業者は岡山市と相談しながら計画を一部変更して出しなおす準備を進めています。
市が住民の立場に立って産廃行政を進められるかどうかが、今後改めて問われることになります。