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日本共産党 岡山市議団

障害者差別解消法あすから~「差別されない」が当たり前の世の中に

16年03月31日

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障害のあることを理由に差別することを禁じ、事業主や自治体などに具体的対応を求める「障害者差別解消法」が明日、2016年4月1日に施行されます。

岡山市のアンケートでは、当事者のうち約57%が差別や嫌な思いをしたことが「ある」「少しある」と回答しています。そして、多くの方が外出先や学校・仕事場、住んでいる地域などで体験したということです。

(岡山市が2014年8~9月に行った「福祉に関するアンケート調査」より、グラフも同)

 

ちょうど今日届いた「月刊きょうされんTOMO」№432号には、「哀しくて、ムカついて、くやしくて―障害者差別解消法って何?」と題した特集で、障害のある人たちが普段どのようなことに差別を感じているのかが載っていました。そのうちのいくつかをご紹介しましょう。

(20代男性)電車の中で、何もしていないのに奇異な目で見られ、避けられる。何もしていないんだけどな…。

(40代女性)バスの中で、まわりから、いやな顔をされ、目で嫌なかんじをうけた。ぶつぶつ人が言っていた。

(60代男性)近所の人、家族、親戚から、自分の障害をわかってもらえず、軽蔑された。くやしかったけど、何も言わなかった。

(20代男性)学生の時のテスト(高校の)で、他の人と解答用紙の大きさが違った。また運動の時、クラスメートが自分のときだけ明らかに手を抜いていた。自分だけ特別扱いされていると感じた。いじめにつながりかねないので、やめてほしいと思った。

(40代女性)職員から、いっしょうけんめいにやっているのに、自分だけ「遅い」と言われた。カチンときた。

 

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「差別されない」。これは当たり前のことですが、わざわざそのための法律を作らないといけない現実が、私たちの住んでいる社会にはあるということですね。

岡山市では、この新しい法律に基づいて「障害者差別解消支援地域協議会」という、当事者や支援者も交えて、実際のケースについて対応策を話し合う、新しい組織を立ち上げます。また、企業などに対して啓発のためのセミナー開催なども行っています。

そして、岡山市の窓口などで職員がどう対応するかを定めたマニュアルも作成し、各職場に徹底をはかっているところです。

 

協議会や施策に当事者や家族、支援者の意見が十分反映されるのか、「合理的配慮」が十分な対応をしない言い訳に使われないかなど、心配なことや課題はまだまだあります。

先にご紹介した特集の中では「役所に提出しなければならない、難しい漢字ばかりの書類」ということも挙げられていました。そう考えてみると、例えば岡山市のホームページを見ても、当事者や家族の方などにとって必要な情報のあるページは、難しい言葉やふりがなのない漢字がそのまま使われていたり、たくさんの項目がならんでいて、必要な情報を見つけにくかったり、そもそもそのページにたどり着くまでがややこしかったりするなど、まだまだ改善の余地はありそうです。(このブログもいろいろ気を付けないといけないですね)

 

それでもいよいよ法律がはじまるのですから、これからは、一層改善、充実の方向に向かっていくための土台ができたと言えるわけです。

党市議団も、関係するみなさんと力をあわせて、具体的に1つ1つの問題の解決を進めながら、「差別のない」当たり前の社会をつくっていくため、今まで以上に努力していきます。

 

岡山市 障害福祉課ホームページ

(岡山市)障害者プラン、障害福祉計画

 



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