自閉症に正しい理解と適切な支援を ~市役所1階でパネル展、今日まで
市議団事務局(東田) 16年04月8日
この時期、岡山城や吉備路の五重の塔をはじめ、各地の文化財や施設が青くライトアップされているのを見ることはありませんか?あれは、世界自閉症啓発デー(4/2)のキャンペーンの一環です。
では、「自閉症」の正確な意味はご存知ですか?
岡山市役所1階市民ホールで、岡山県自閉症協会による啓発パネル展が開かれています。
展示は今日までなので、機会があるかたはぜひ足を運んでみてください。
「自閉症って何だろう?」というパネルには、
「自閉症は、その文字が示すような自分の殻に閉じこもって周囲の人にうちとけないというような状態やしょうがいではありません。環境や親の養育態度が原因でひきおこされるものでもありません」
「自閉症は先天的な脳の発達の偏りからおこる障害で、(以下略)」と紹介されています。
自閉症の人には、知的障害がある場合もない場合もあります。また、記憶力や計算力など特定の力が人より優れている場合もあります。プロの漫画家の作品にアシスタントとして参加している実例も紹介されていました。(上写真)
街角で、この写真のようなカードを見せられたら、困っている相手からの精いっぱいのSOSの合図です。
東日本大震災でも多くの事例が発生したように、大規模災害時などの際、障害のある人たちへの支援には、知識と理解が必要です。こんな冊子も紹介されていました。
4月17日には、キャンペーンの一環として、映画『ぼくはうみがみたくなりました』の上映も行われるそうです。(岡山市立岡西公民館、午後1時30分から)
また、このパネル展とは別ですが、岡山市立中央図書館でも、図書コーナーで、「自閉症・発達障害って何だろう」というテーマで関連書籍などが展示されています。
より理解を深めることで、誰もが生きやすく住みやすい社会をつくっていきたいですね。