「民泊」を可能にする条例改正でパブコメ 7/31まで
市議団事務局(東田) 16年07月5日
岡山市では、国での関連法改正を受けていわゆる「民泊」が可能となるよう市条例を変更しようとしており、このことについて市民の意見を募集するパブリックコメントを実施中です。
募集期間は今月31日までで、市ではこのパブコメ結果をまとめた上で、9月定例市議会に条例改正案を提案する予定にしています。
詳細は下のリンクをクリックしてご参照ください。
ご覧いただき、ご意見のある方は、ぜひご応募ください。
岡山市旅館業法施行条例の一部を改正する条例案へのご意見募集(岡山市HP)
6月議会の保健福祉委員会でこのことが報告され、議論となりました。市の説明は、基本的には「国で法律が変わったから」というものでした。
もともと今回の法改正は、2020年のオリンピックも見据えながら、増え続けている外国人観光客に対し、ホテルなど宿泊施設の供給が間に合わないという想定のもとで行われたものです。
岡山でも外国人観光客は増えていますが、市内や近隣自治体のホテルの稼働率は必ずしも高くないとされており、「民泊」を必要とする需要が今後起こりうるのか、今後の需要予測やホテル業界の動向について、市から十分な説明はまだありません。
また、国で法律が変わったからと言ってどうしても自治体がそれに合わせて対応しなければならないものではなく(そういうものもありますが、これはそうではない)、もしも国に“右へならえ”というのであれば、地方自治体の姿勢として疑念を呈さなければなりません。
もともと「民泊」自体、近隣住民とのトラブルが発生しやすいと指摘されており、実際に先行実施している大阪府でもさまざまなトラブル事例が報道されています。刑事や民事の事件に至る場合もあるようです。
この条例改正が本当に必要なのか、必要であるのであればどういう形にしていくべきかなど、これからしっかり議論しなければなりません。
みなさんもパブリックコメントをご覧いただき、気づいたことなどあればぜひご応募していただいたり、また市議団にもご意見などお寄せ下さい。