障害のある人たちが安心して暮らせる岡山市を ~障害者団体と市が意見交換
市議団事務局(東田) 16年08月19日
障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会(障岡連)は18日と19日、障害者関連施策の向上をめざして岡山市の関係部局と懇談しました。
19日には市議団の河田正一、竹永みつえ、林じゅん各市議も参加して、皆さんの要望に耳を傾けました。
障岡連のみなさんは6つの基本点(下記)をあげたうえで、個別課題それぞれの市の施策の充実や発展を求めています。
要望に対する回答の中には「国の制度がもとにあるので」と、市独自での施策充実に消極的な姿勢も垣間見えます。
障害のある人たちが障害のない人たちと同じように安心して住み続けられるようさまざまな格差の解消を図ることは、岡山市の当然の責務です。岡山市の担当各部局が、こういった当事者団体との意見交換の中で、障害のある人たちの生活実態を知ることで、施策を見直し、知恵と工夫を凝らして、少しずつでも制度の改善や充実をはかっていくことが重要です。
市議団も議会質問などさまざまな場で、実態を基にした要求の実現に向けて力を尽くしていきます。
(6つの基本点)
Ⅰ 障害のない県民・市民と平等と公平の前進を図ること。
Ⅱ 障害児者施策の谷間や空白の解消を図ること。
Ⅲ 諸施策の地域格差,障害種別格差,障害格差などの格差の是正を図ること。
Ⅳ 放置できない社会問題の解決を目指すものであること。
Ⅴ 岡山市独自の施策および裁量による施策は障害当事者のニーズにあったものであること
Ⅵ 安定した予算の確保を図るため,重度障害者医療費公費負担制度の岡山市一人あたりの負担額,障害者福祉の諸施策,障害児教育の学級編成および教員確保に関わる予算をそれぞれ全国平均に到達していない予算は,次年度より全国平均並みにすること。