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日本共産党 岡山市議団

「国制度も活用して、スクールソーシャルワーカー配置に踏み出すべき」 9/15林じゅん個人質問

16年09月15日

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林じゅん議員は今日のトップバッターとして個人質問に立ち、教育環境整備、マイナンバー、市街地の景観の3テーマで市政をただしました。

 

教育環境整備の項で林じゅん議員はまず、学校現場と福祉をつなぐ専門職であるスクールソーシャルワーカー(SSW)について、国も予算付けをすることを踏まえ、岡山市でも導入するよう求めました。教育長は各福祉事務所に配置している子ども相談主事がより幅広い職域の業務を担っているのでその拡充を図る、子どもに最も近い教員が子どもの姿を把握すると答えました。

実際には、子ども相談主事は岡山市全体で12人しかおらず、一人当たり年間350件以上を担当しており、体制は極めて不十分です。また、福祉事務所に常駐する子ども相談主事と学校現場に配置されるSSWでは、発揮できる役割も異なります。

文科省は来年度予算の概算要求で、中学校区ごとのSSW配置予算を計上しており、岡山市もこれまでの方針に固執せず、子どもの現状を見て必要な人員を正規配置で進めるべきです。

 

林じゅん議員は次に、全国学力テストの問題を取り上げました。10年を経過した全国学力テストは、近年では文科省の分析が都道府県ごとの順位や平均の変動などを中心に見ており、順位づけや競争のためになってしまっていると指摘し、子どもを主役にした目標を立てるべきだとして、テストからの脱退を求めました。教育長は「小学4年生から中学3年生までの経年変化を見ることができる」などとして引き続き参加していく方針を述べました。

また、来春から始める岡山市独自の統一テスト「岡山市学力アセス」について、結果分析や学習指導改善への反映などのスケジュールはこれから詳細を詰めていくことが分かりました。

 

マイナンバーについて林じゅん議員は、市民にとっての利便性はわずかである一方、国が今後拡大しようとしている方向性は危険性がとても高いことを指摘し、制度からの撤退や、せめて国の動向を見極めるまで市での利用拡大しないよう求めました。市は、さまざまな対策が講じられているからとして、引き続き推進していく姿勢を示しました。

 

市がどんな景観や街並みを目指しているのかと尋ねたのに対しては、市長から「来岡者からは結構プラスの評価。道路に緑が足りないとか公園のことなど課題はあるが、それぞれの景観が生き、市民が誇りと愛着を感じられるものを目指す」との答弁がありました。



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