【署名】 給付制奨学金・学費軽減へ 署名用紙をご活用ください
市議団事務局(東田) 16年10月4日
日本共産党は、「給付制奨学金の創設と学費負担軽減をもとめる署名」用紙を作り、活用を呼びかけています。
<請願項目>
1、少なくとも月3万円、70万人規模の給付制奨学金を創設すること
2、有利子奨学金を無利子に切りかえること。所得連動型返済制度や減免制度の拡充、延滞金や保証人・保証料の廃止など若者の生活を追いつめないよう返済方法を改善すること
3、高い学費の値下げにふみだし、10年間で半額程度に引き下げること
署名用紙のダウンロードページ(日本共産党のサイトにリンクします)
「給付制奨学金」とは、「給付」=返済不要な奨学金のことで、世界各国では当たり前にある制度ですが、日本は国としては制度をつくっていません。
現在は利子までついて返済しなければならない奨学金が中心で、その返済もほぼ無収入の人にも義務化されるなど厳しいな条件がついています。また、大学の学費は「世界一高い」と言われたり、家計に占める教育支出の割合が高いことも指摘されたりしています。
そのおおもとには、国や自治体の予算における教育関係費の割合が極めて低いことがあります。
大学生が学費や生活費をまかなうためにバイト漬けで学業に専念できないとか、家計を案じて進学をあきらめたといった話が、身の回りに普通にある「普通でない国ニッポン」というとても残念な実態で、このまま放置しておくことはできません。
岡山市では、無利子の貸与型(=返済の必要な)奨学金制度がありますが、利用は低調で、募集時期などの課題や、貸与制であることが奨学金を必要とする若者の経済状況に合っていない可能性などが指摘されています。
政府は世論に押されて、給付制奨学金の創設を来年度予算で実現させると表明しました。(安倍首相9/26所信表明演説)
いまが制度創設のチャンスですが、肝心なのは、必要とする全ての若者に必要とする額が給付されるかどうかです。
この署名用紙も活用していただき、給付制奨学金の制度創設の声を国会に届けると共に、周りの方にも広げて、岡山でも大きな世論を作っていきましょう。