今年の国保署名スタート 今年の署名は特別な意義が 明日12日は市役所南でロングラン宣伝
市議団事務局(東田) 16年10月11日
「高すぎる国民健康保険料を引き下げてほしい」という願いを市長に届ける国保署名が今年もスタートします。
明日12日には、市役所南の大供公園前で、朝10時頃から夕方まで署名を訴える活動が計画されています。通りがかった際にはぜひご協力ください。
岡山市では2007年から9年間保険料が据え置かれてきています。市では以前はやっていなかった「政策繰入(法定外繰入)」を行っています。
市の努力を支えている力の一つが、毎年3万筆前後にのぼるこの国保署名です。市民の切実な声が市政を動かしている実例の1つです。
2015年度の法定外繰入は約28億円で市の予算全体のおよそ1%、市長は「県内の市町村でこんなに繰り入れているところはない」と言いますが、制度の経過や医療費など構造が市町村ごとに大きく異なる中で、単純比較はできません。また、皆保険の医療制度を維持することは、市町村の大切な役割だということは指摘しなければなりません。
この9月議会では市議団の田中のぞみ議員の質問に対して大森市長が「法定外繰入は限界に近づいている」とも答弁し、来年度予算の中での繰入額の抑制やその結果としての保険料引き上げといった気配をにじませています。
このため、今年の国保引き下げ署名は、例年に増して特別な意義を持っています。あらためてご協力をぜひいただけますよう、呼びかけます。