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日本共産党 岡山市議団

国保運協の議事録 公開はじまる  議論の質向上には公募委員の導入を

16年10月27日

岡山市民の3分の1近くが加入する国民健康保険(国保)。

その運営について協議する岡山市国民健康保険運営協議会(国保運協)の議事録が、初めてインターネット公開されました。

「市民生活に大きな影響のある国保についてどんな議論がされているか、公開すべきだ」という市民団体や党市議団の長年の要求が実ったものです。

8月18日に開催された今年度第1回の国保運協の議事録は、下のリンクをご覧ください。

http://www.city.okayama.jp/hofuku/kokuho/kokuho_00176.html

 

中身を見ると、医療費の支出をどうやって減らしていくかなどについて議論されている様子が、7ページ近くにわたって読み取れます。

一方、その次の議題である2018年度からの「都道府県化」については「質疑なし」の一言です。

 

もちろん、医療費分析とそれへの対応は、国保財政の健全化の面からも大切な議題ですし、おおもとを言えば岡山市民の健康を維持するためにどんなことができるかというとても大切なテーマです。

けれども、国保の都道府県化も、それに劣らず重要な課題です。都道府県化以降は、県が示す標準保険料に合わせていく方向ですから、岡山市の保険料が引き上げられる可能性があるなど、さまざまな影響が想定されます。いま、県と各市町村の間で、さまざまな議論や作業が進んでいる最中のはずで、その状況を尋ねたり、内容に意見や提案を言っていくことも岡山市国保運協の大切な役割のはずです。

それが「質疑なし」では、とても残念なことです。

 

「議事録公開」も元々は、議論の質をさらに向上させていくための情報公開です。

市議団は市民団体のみなさんとも連携しながら、国保運協へ意欲と見識のある市民が参加できるよう公募制を導入していくことなど、引き続き求めていきます。

 



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