国保料引き下げて! 市社保協が2万1348筆の署名を提出
市議団事務局(東田) 17年02月2日
岡山市社会保障推進協議会(市社保協、竹永徹会長)は2日、国民健康保険料の引き下げを求める署名2万1348筆を提出し、「岡山市が保険料を9年間据え置いてきた努力を市民はほんとうにありがたいと思っているが、それでもまだ高くて払えない、ぜひ引き下げてほしい」と要請しました。
署名を受け取った森安浩一郎保健福祉局長は、「みなさんの声は受け止めます」などと述べました。
日本共産党岡山市議団から竹永みつえ、林じゅん、東つよしの3市議も同席しました。
国民健康保険の加入者は、退職した方や無職の方、パートなど非正規・低賃金の方が多く、また他の公的医療保険と比べて高齢者が多く医療費支出が膨らみがちなことから、国や自治体による制度の支え(=繰入など)が制度の安定的な運営に欠かせないものとなっています。
岡山市は2007年度から法定外繰入を開始し、直近では2015年度には28.5億円の繰入を行うなどして、9年間の保険料据え置きを続けてきています。同時に、15年度会計は基金を35億円まで積み増した上で黒字決算となっています。
一方で、保険料の滞納は2割を超えており、負担の重さは引き続き大きな課題となっています。
市社保協では、滞納世帯の状況や原因について詳細な分析を行ったうえで、支払い可能な保険料の設定を行うこと、2018年度からの都道府県化にあたっても引き続き市が積極的に市民の暮らしを守る立場で生活実態を届けてほしいなどと話しています。
国保引き下げ署名は2月末まで取組み、追加提出するとのこと。まだお手元に署名用紙が残っていたり、「まだ集められるよ」という方は市社保協(電話086-234-2041)へご連絡ください。