岡山市の用水路対策 大きく前進へ 2018年度末までに950箇所の緊急対策
市議団事務局(東田) 17年02月17日
今日開かれた岡山市議会経済委員会で、市は大きな問題となっている用水路等への転落防止対策について説明しました。
●岡山市内の危険な用水路等・・・2,491カ所(昨年秋ごろまでに町内会等に調査して把握した2,422カ所と県警からの情報)
●対策・・・上記のうち危険性の高い約950カ所について、転落防止柵(約10km相当)や白線、反射板などを設置する
●スケジュール・・・2016年度に約50カ所(約2千万円)、2017~18年度の2年で約900カ所(計約6億円)、町内会等へは3月中に調査結果と対応方針を返す
道路の幅が急に狭くなっているところや、進行方向に水路がある所、交差点のすぐわき、夜間に道路の端がわかりにくい所などを、町内会等の報告を基にした現地調査で把握できたとのことです。
昨年1年間(2016年1~12月)に用水路等に落ちて救急搬送されたのは134件で、事故の特徴としては、
●発生場所・・・生活道路が66%、幹線道路が12%
●発生個所・・・直線が62%、交差点が27%
●昼夜別・・・昼が63%、夜が37%
●年齢別・・・65歳以上が51%、13~64歳が45%、12歳以下が4%
●移動手段・・・徒歩が46%、自転車が28%、車両が25%
●高齢者の負傷・・・70件のうち死亡者12名、負傷者52名(高齢者以外は67件のうち死亡者2名)
この間、市も本気で取り組む中で、全市的な状況やそれぞれの場所の危険性の把握が進んできています。
今回、市は約2,500カ所の危険個所のうち、危険度が特に高いと判断した約950カ所を来年度末までに対応し、その効果を見て残りの箇所への対応を検討するとのことです。
引き続き、皆さんの周りで気になる場所があれば、情報をお寄せください。