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日本共産党 岡山市議団

中央公民館を廃止? 市民的議論なしの「廃止」はちょっと待った!

17年08月15日

みなさんご存知ですか?

岡山市立中央公民館(中区小橋町)が、先の見通しを示さないままに「廃止」されようとしています。

岡山市教育委員会は、公民館条例から中央公民館を削除する議案を準備しており、7月には公民館の利用者向けに説明会が開かれ、教育委員会定例会にも廃止の議案が出されようとしました。

けれども、中央公民館の機能や役割を「廃止後」にどこでどのように確保していくのかということは、決まってません。市民の間での議論はもちろん、市議会でも「機能は維持してどこかに移す」と報告されているだけで、議論されていません。

先のことや方針を何も具体化しないまま「中央公民館の廃止」だけを決めてしまったらどんなことになるか、不安だらけです。

中央公民館に雇用されている嘱託職員が解雇されてしまうかもしれないという問題もあります。

 

「公民館」は、社会教育法という法律で「市民の学習権を保障する教育機関」と規定されています。学校教育を離れた後も、いつでも誰でも学ぶことができ、市民のための「教育機関」なのです。

そして「中央公民館」は、それぞれの学区にある公民館=地区公民館とは性質が異なり、地区公民館を管理統括し、岡山市全体を視野に入れてすべての岡山市民の社会教育を進める役割を持っています。

2014年にはESD国際会議(※)が開かれ、岡山市の公民館とその活動が国際的にもとても高く評価されたばかりです。(※ESD=持続可能な開発のための教育、2014年秋にユネスコ世界会議が岡山市内などで開かれ、その後も公民館を拠点にESD活動が多彩に広がっています)

 

岡山市教育委員会と市は、市民にとって公民館とはどういう役割を果たしているのか、中央公民館の機能をどのように確保するのかなど、市民としっかり議論するべきです。

 

岡山市教育委員会の8月定例会は8/22(火)14時から市役所本庁舎8階で開かれます。ぜひ市民のみなさんの意見や疑問を岡山市や市教育委員会に届けてください。

市議団でも8月議会(8/30~9/15)で、この問題を取りあげ、市の姿勢を厳しく追及する予定です。みなさんの声をお聴かせください。

 

 

いま、市民の意見を聞かずに一方的に施策を進める事例が、岡山市政で増えています。

市民置き去りで施策展開する市政には、「ちょっとまった!」をかけなければなりません。

 



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