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日本共産党 岡山市議団

「数だけでなく質も」保護者が待機児童の解消と保育の充実を申し入れ

17年08月30日

 

30日、池橋陽子さんなど「ほいくカフェ」参加者の皆さんが大森雅夫岡山市長に、「待機児童の解消と保育の充実を求める要望書」を提出し、懇談しました。市議団の林じゅん議員が同席しました。

 

●今年10月に出産予定だが、親子手帳をもらいに行ったら『保活を始めて』と言われた。でもどこにどう相談すればいいのか教えてもらえない。

●保育園に落ちた後、認可外施設に入ったが、毎日のように『ダメ出し』されて、今は別の一時保育に通っている。受皿は数だけでなく安心して預けられる認可保育園を増やしてほしい。

●仕事復帰を目指していた保育士が自分の子が『保育園に落ち』て復帰できず、その保育士の復帰をあてにしていた園も受け入れを減らさざるを得なかったと聞いた。保育士を増やすための抜本対策を。

●知り合いで、原尾島に住んでいる人が、御津や宿毛の方の保育園を紹介されたと言っていた。保育園と保育士が足りていない

など、保護者のみなさんからは、切実な実情が次々に出されました。

 

市長は、自身の市政の間に待機児童の定義を見直したことや、以前に比べて6倍のペースで認可保育園の定員を増やしてきたことを紹介し、保育士をサポートする人への支援策をとるなど、保育士確保に取り組んでいくなどと述べる一方、待機児童解消に逆行する現在の施策を続ける考えを改めて示しました。

●認可外保育施設は、自分で合うところを探してほしい。

●企業主導型保育はこれからもすすめていく。

●120以上の市立幼稚園・保育園を30市立こども園に集約し、他は廃止民営化する方針はは今後も進める。

 

申し入れ項目にもあるように、保護者のみなさんが切実に望んでいるのは、安心して預けられる認可保育園です。そして、専門性を備えた保育士です。岡山市の待機児童問題を「質も量も」解決していくため、市議団は今議会でも取り上げて論戦します。

 

(申し入れ項目)

1 安心して預けることのできる認可保育園で待機児童解消を図ってください。

2 保育士が働き続けられるように、さらなる処遇改善に市として取り組んでください。

3 公立幼稚園、保育園の廃止・民営化は、待機児童解消に逆行しています。廃止・民営化をやめてください。いまある公立園を最優先に活用してください。

4 岡山市の現在の認定こども園は、待機児童解消に役立っていません。認定こども園推進にこだわるのはやめてください。

5 岡山市が質を保障できない認可外保育施設を待機児童の受皿とするのはやめてください。

 

 



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