「こども園推進方針は、待機児童解消をむしろ邪魔している」9/6林じゅん①
市議団事務局(東田) 17年09月6日
日本共産党の林じゅん市議は6日の個人質問で1番に登壇し、
1 学校給食は市の直営で
(林) 操南中学校の2学期からの新たな委託について、委託先に決まった業者の「操南中学校の給食調理員」の求人広告は8/27まで出ていた。市教委はこのことを把握しているのか。研修等問題は無いのか。
(市教委) 業者に聞いたところ、7月上旬に学校と打ち合わせし、8月初までには必要な調理員を確保し、9月から順調にスタートした。求人広告は代替等のためとのこと。
(林) 求人広告は、時給800円からで経験不問となっている。市の調理員募集は時給に換算すると900円以上だし、大量調理や衛生的な調理を行うという専門性が感じられない。
(市教委) 民も精いっぱい努力している。
(林) 「直営と民の切磋琢磨」とは何か。
(市教委) 直営は技術やノウハウの継承、衛生管理の徹底など、民間は多様な雇用形態による効率的な運営など。(市4:民6の現状は)これまで通り推進していく。
(林) 技術やノウハウを大切にするのなら、直営でこそだ。直営に戻すべき。
2 就学前教育・保育について
(林) 高島幼稚園の耐震化は予算が通っている。なぜ具体化されないのか。平成30年度から子どもたちが安全な園舎で過ごせるようにすべき。予定がずれているのなら、あらためて地域に説明すべき。
(市) 高島小学校の工事のずれ込みの影響で、幼稚園舎の耐震化も遅れている。改築工事は必要と考えている。地元にはあらためての説明が必要と考えている。
(林) 待機児童対策の1つとして市が、新たな幼稚園での一時預かりを始めるが、夏休みなど幼稚園の長期休暇中は預からない、それでいて待機児童のカウントから外すというのはおかしい。
(市) 厚生労働省の要領で「待機児童に含めない」とされているので、岡山市もそうする。
(林) 県内の保育士養成校の卒業者数などは。
(市) 平成28年度の卒業者数は1200人強、そのうち1100人ほどが保育士資格を取得、うち600人強が保育園に就職したとのこと。
(林) 保育園の新規募集の状況は。
(市) 保育園とこども園は、9事業者・9施設・940人分、小規模は、9事業者・10施設・173人分の応募があった。これから審査する。
(林) 現に多数の子どもがいて敷地も限られる幼稚園や保育園を認定こども園にする必要はない。
(市) こども園化方針は今後も進めていく。