市「核兵器禁止条約への評価は差し控える」 9/6東つよし個人質問
市議団事務局(東田) 17年09月6日
9月6日の個人質問で3番目に登壇した東つよし議員の質問と答弁のダイジェスト(速報版)です。
1 核兵器禁止条約について
(東) 岡山市も加盟する「平和首長会議」が、今夏の総会で出した「ナガサキアピール」には、核兵器禁止条約への参加を各国政府に呼びかけようなどと書かれている。岡山市はどうするのか。
(市) 「ヒバクシャ署名」には昨年、市長も署名した。核兵器禁止条約については、様々な立場や意見があり、条約そのものへの評価は差し控える。
(東) 以前の議会で共産党議員が「シティミュージアムなど市有施設に『ヒバクシャ署名』を置いてほしい」と求めたところ、市は「検討する」と答弁した。その後どうなっているのか。
(市) 署名コーナーは設けていない。
2 高レベル放射性廃棄物の受け入れについて
(東) 7/28に政府が原発から出る「核ごみ」の埋め立て候補地となりうる地域を発表した。岡山市は以前、高レベル放射性廃棄物を受け入れないと表明しているが、変わりないか。
(市) 変わりない。
(東) 国の説明会には参加するのか。
(市) 情報収集のために参加することはありうる。受け入れが前提となる説明会には参加しない。
3 A型事業所について
(東) 倉敷のA型作業所5か所で223人の障害者が解雇された大事件がある。岡山市で同じことを繰り返さないために、岡山市はどうするか。
(市) 廃止届の提出時に、新たな就労先を記載した利用者リストや面談記録などを提出させ、その内容によって指導する。廃止後も指導する。
(東) 岡山市内のA型事業所の5年間の推移は。
(市) 平成25から29年度で事業者数は45から70、平成24から28年度で利用者数は682人から1,252人、給付金は8億8,530万円から18億283万円。特開金は国の助成金なので把握していない。
(東) 真面目に頑張っている大半のA型事業所とは別に、いわゆる「悪しきA型」と呼ばれる障害者と補助金を悔いのものする事業者もいる。どう監督するか。
(市) A型は重点的に指導し、悪質なケースの公表などは関係法令にのっとって判断する。
(東) 名古屋市では、最後の1人まで新たな就労が保障されるまで廃止届を受け取らなかったと報道されている。岡山市でもできるのではないか。逃げ切りを許さない対応が必要だ。
(市) 受け取らないことができるかどうか、研究する。
4 子どもの医療費無料化について
(東) 子ども医療費助成について、岡山市が県内で唯一、小学生が有料であり、県下最低であることをどう認識しているのか。
(市) 1割負担はコンビニ受診や過剰受診の抑制に一定の効果あった。保護者ニーズと医療機関の要望のバランスをとっている。県外を見ると自己負担なしからありへの動きもある。
(東) 市としての無料化の試算は。小学生を3から1割に下げた実績額は。
(市) 中学卒業まで無料化にした場合、約15億円とみている。実績額は4億4400万円。
(東) 中学生まで無料化すべき。
(市) 今の制度を当面続ける。