【市政ニュース 速報版】 2月議会最終日 あらわになった大森市長の冷たさ 2018/3/16
市議団事務局(東田) 18年03月16日
2月議会最終日 あらわになった大森市長の冷たさ
国保料連続値上げ、保育や介護の基準切り下げ
2月定例岡山市議会は16日、2018年度予算や那須財政局長を副市長に選任する人事など111件の議案すべてを可決・同意し、「白タク」規制を国に求める陳情1件を採択しました。
日本共産党岡山市議団は、市民負担増や福祉の基準緩和などの議案20件に反対し、不採択にされた国民健康保険料の引き上げ反対と生活保護制度の充実を求める陳情2件の採択を訴えました。
2018年度予算は大森雅夫市長の2期目最初の本予算です。介護保険料の据え置きや就学援助の入学前支給(2019年4月入学生から)など市民要求が実った部分もありますが、全体としては福祉切り捨て・市民負担増という国の悪政をそのまま市政に持ち込み、暮らしに冷たい予算となっています。
×国民健康保険料を6年間連続計19.4億円(一人当たり1.5万円以上)値上げする計画
×待機児童の解消に役立たず市の持ち出しが大きいこども園増と、公立園減らしを次々強行
×保育、介護、障害福祉分野で、配置人員の資格や人数などの基準を緩和
×全体計画がなく、地元などの同意もない路面電車駅前乗り入れを先行して本事業化
×子ども医療費の無料化拡大を拒否
×苫田ダムの無駄な水購入22億円を継続
×核兵器廃絶条約の締結に後ろ向き、憲法問題にモノを言わない姿勢
今度は議長「不信任」決議 「宮武氏も自民もいい加減にしろ!」
昼からは、自民党市議の一部が提出した宮武博議長への不信任決議をめぐって議会運営委員会(議運委)が断続的に開かれており、17時15分現在終了のめどは立っていません。
自民党市議団は、昨年8月議会の時には当時の22人全員で「宮武氏を議長として信任する」という前代未聞の決議を提出し、成立させたことがあります。その自民党から今度は17人の連名で「議長不信任」が出されたということで、事態を知った市民の方からは「宮武氏も自民もいい加減にしろ!」という声が上がっています。
宮武氏は自らも同意した申し合わせを破り、その後議長辞職を求める2度の議会決議も無視しており、議長として信任できません。速やかに辞職して議長選挙を行うべきです。同時に、内部の勢力争いを議会に持ち込む自民市議団のやり方も市民不在です。
党市議団は筋の通った解決をめざして、河田正一議員が本会議で提案者に疑問点を問いただし、その後の議運委でも林じゅん議員が議論を続けています。