多様な生き物のことを学ぶ冊子を市が作成しました
市議団事務局(東田) 18年05月2日
岡山市内の里、林、山、川、海などには、多くの生き物がいます。同じ種類の生き物の中にも個性があります。
国連の「生物多様性条約」にもとづき、岡山市は昨年、経済的価値だけを重視するのではなく持続可能な社会をめざして、市内の生物の多様性を明らかにし、それを守っていくための市民や事業者や行政の責務などをまとめた「岡山市生物多様性地域戦略」をつくりました。
特に若い人たちにこのことを学んでもらおうと、冊子「すべてのいのちについての大事な話」を2000部作り、公民館などに置いています。今後は学校での環境学習などにも役立てたいとのことです。
*どこにでもあるけれど、そこにしかない個性
*感じてみよう 自然のめぐみ・ありがたみ
*生きものいろいろ岡山市
*命のつながりのいたみ
*ちょっとだけ変えてみる くらしかた・えらびかた
*岡山市のめざしている姿
*みんなといっしょに こんなとりくみをすすめます
という章立てで、身近な生き物の姿や地域の風景、暮らしのことを見つめ、考え直してみるきっかけになるとてもよい冊子です。
最後のページでは、「おわりにかえて」と題して、レイチェルカーソンの「センス・オブ・ワンダー」の一節を引きながら、「心の栄養は、何よりの自然のめぐみなのです」と結んでいます。
機会があれば、一度手に取ってみていただき、そこに書かれていることから感じたり考えたりしたことについて、周りの方と語り合ってみてはいかがでしょう。
詳しいことは、岡山市環境保全課にお問い合わせください。(電話086-803-1284)