三丁目劇場 廃止…!?
市議団事務局(東田) 12年01月12日
今日の経済委員会で、びっくりする話が出てきました。
あの、三丁目劇場を平成24年度末(2013年3月)で廃止したい、というのです。
理由は、施設や設備の老朽化で、雨漏りが発生して大規模な屋根の修繕が必要だとか、空調設備等の更新が必要になっているからだとかという説明です。
三丁目劇場は、萩原前市長の肝いりで(強引に)作られた施設です。当初は「感動産業誘致」などといって、吉本興業を呼び込みましたが、吉本は5年で撤退。
その後は、市民のみなさんが中心に、神楽や落語とかのいろいろな上演や学校などによる利用、ギャラリーとしての利用などがあります。
平成12年4月に土地・建物を約4億4千万円で購入してスタート。その後、初年度こそ収支トントンだったものの2年目からは毎年500~800万円の赤字(22年度までの赤字合計約7100万円)でした。
委員会では、「政策や財政の総括もなしに、ただ『やめます』というわけにはいかない」などの議論がされていました。
「施設の老朽化」がその施設の廃止に直結するという論法を通せば、市の他の施設も心配です。
また、三丁目劇場をいま現に利用しているみなさんの声も十分に聞きながら、これから検討していく必要があると思います。