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日本共産党 岡山市議団

個人質問の総時間を削減! 議員が第一の仕事を自ら減らすとは!

16年01月13日

13日の議会運営委員会で、個人質問の時間について、現行の1人当たり30分(一問一答方式で行う場合と代表質問のある回は20分)を、会派の所属議員数×20分の会派単位の持ち時間制に変更することが、自民・公明・創政の賛成多数で決定されました。共産は反対しました。6月議会から適用されます。

 

議論の中で、自民や公明の委員は「現在、5日間の個人質問日に加え予備日まで使っていることが多い、予備日を使わずに収めよう」などと発言。共産党の林じゅん委員は、「質問したい事柄があるから多くの議員が時間を使っている、この案は議員の質問時間短縮につながるもので容認できない」として反対しました。市民ネットの羽場議員(議決権なし)も「問題が起きているわけではないので、制限すべきでない」などと主張しました。楠木副委員長(創政)は、特に発言しませんでした。

浦上委員長(自民)が「平行線なので採決を」として議論を打ち切って採決に持ち込み、共産1の反対に対し、自民4、公明2、創生1が賛成しました。市民ネットは議運での議決権がない委員外議員として採決には加われません。

 

市議会議員が市民から課せられている責務は、市政のチェックと政策の調査や提言です。そのために公の場で市当局と議論を交わす議会での個人質問は、議員のもっとも大切な仕事のひとつです。その個人質問の時間を自ら縮めてしまうとは、いったいどのように有権者・市民に説明するのでしょうか。むしろ、個人質問の時間を十分保障して、しっかりと当局と議論し、その内容を広く市民にも知らせることの方が大切ではないでしょうか。

 

昨年春の改選後、6月議会では33人、9月議会では37人、11月議会では36人が質問に立ちました。岡山市議会では定数46のうち質問に立てるのが40人ですから、8~9割の議員が質問に立っていることになり、いずれも予備日を含め6日間かけて個人質問が行われています。この現状を見るなら逆に個人質問の定例日を6日間確保する議会運営こそ本筋ではないでしょうか。これをわざわざ縮減するのは道理が通りません。

 

岡山市議会での個人質問の時間は、これまでにもたびたび縮小されてきました。従来は一律に1人30分だったのが、2011年には代表質問のある回は全員20分に、2013年には一問一答方式はいつでも20分に、と縮減されてきた経過があります。いずれも自民党などの強い主張によるものでした。

日本共産党岡山市議団は、市民に開かれた議会、しっかり議論できる議会をめざして、質問時間の確保、充実に取り組んでいきます。



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