市の責任で保育の確保を ~市議団で緊急申し入れ
市議団事務局(東田) 16年03月22日
日本共産党岡山市議団は22日、岡山市の責任で希望する全ての乳幼児が保育園に入れるようにすることなどを求めて、「未入園児童解消へ緊急措置を求める申し入れ」を行い、大森市長と懇談しました。森脇ひさき、氏平みほ子両県議も同席しました。
2016年3月22日
岡山市長
大森 雅夫 様
日本共産党岡山市議団
団長 河田 正一
未入園児童解消へ緊急措置を求める申し入れ
この春、岡山市内には、認可保育園に申し込んでも入園できない子ども達が1400人以上います。子どもを預けることが出来なければ、保護者は仕事を辞めなければならず、「女性が輝く」施策にも逆行することになります。一時保育や認可外保育施設を利用したとしても高い利用料負担が発生します。何よりも子どもたちの健やかな成長発達への悪影響が大きく懸念されます。事態は極めて深刻と言わざるを得ません。
日本共産党は国・県でも抜本的に支援を強化するよう求めています。岡山市でも既に様々な対策が講じられていますが、従来の取り組みを超えた構えが必要です。直ちに抜本的な対策を講じるよう、以下の通り申し入れます。
記
1 岡山市の責任で希望する全ての乳幼児が保育所に入れるようにすること。
①幼稚園等の空き教室をはじめとした公共施設の活用や、市有地の無償提供 など、市有の施設・土地等を総動員して保育を実施すること。
②保育園の定員拡大のための分園設置や改修等に緊急の財政支援を行うこと。
③やむを得ず臨時的に一時保育や認可外保育施設を利用する家庭への財政支援を行うこと。
2 保育士の処遇改善につながる財政支援を講じると共に、保育士確保に総力を挙げること。
3 企業による雇い止めや解雇の防止を周知するよう労働関係機関に求めること。
4 上記各項について緊急措置を講じるよう国、県に強く要請すること。
以上