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日本共産党 岡山市議団

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【議会質問資料】 林潤2017年6月議会 個人質問(6/14)原稿

17年06月14日

2017年6月 林潤質問(6/14)

 

1.学校給食の調理は市が直営で

操南中学校では、一学期の間は学校に給食の調理場があるにもかかわらず調理が行われず、南区の3つの中学校と給食センターから分散して給食が運び込まれる状態になりました。
市教委が調理業務の委託先として選定した業者が2月に選定の指名を受けた翌日に辞退し、4月から調理業務を受ける業者が選定できなかったからです。
日本共産党岡山市議団で、給食が運び込まれている操南中学校と、給食を運び出している3つの中学校の現場がどうなっているのかを見に行きました。
3つの中学校は給食を運び出すような設備にはなっていませんし、操南中学校もトラックで運び込まれるような想定はしていません。軒先の段差にトラックの後部を付ける変則的な搬入です。衛生や配膳に問題が生じないように特別な注意が必要になります。
操南中学校では、11時54分から12時過ぎの間に次々と給食を入れたコンテナを積んだトラックがやってきました。
給食センターからの搬入が前提になっている学校はトラックを付ける搬入口が整備されていて、コンテナの保冷や保温をするための電源もあります。操南中学校にはその設備はありません。コンテナに保冷剤がいくつも入れられていました。
トラックから調理場の横にコンテナを下ろすと、生徒が受け取りに来る準備です。
本来は、調理場からカウンターで受け取る一方通行の動線です。それが調理場の前にコンテナが置かれ、通常の手洗い場も使いにくい状態でした。
運び出す側の福南中学校では、11時半過ぎに操南中学校へ運ぶコンテナにおかずが積み込まれました。コンテナの鍵を開けて、おかずの入った容器を種類と数を間違えないように、こぼれないように並べていました。
福南中学校には、11時45分にトラックが到着しました。先に福浜中学校で調理された給食が積んでありました。そこへ福南中学校からのコンテナを積み込み、11時49分に出発していきました。
中学校の昼食は12時50分からです。操南中学校への搬出に合わせて1時間半以上前に調理します。
汁物は鍋で保温していると煮詰まってしまうので水の量を多くしなくてはなりません。大量調理のプロでも食数が変わるとちょうどいい味にするために最初は試行錯誤もあったようです。夏場に向けては暖かくなるので輸送時間を考えて悪くなりにくいように味を濃いめにするとのことでした。食べるまでの時間の違いは味にも影響します。
給食の到着、教室への搬入の作業以外にも影響がでました。
4月の献立は決まっており食材は発注済みのため、それぞれの学校と給食センターからいろいろなメニューが運び込まれていました。
1年生の献立、2年生の一部の献立、2年生の他の一部と先生の献立、3年生の献立です。同じ日もあれば、4種類の日もありました。アレルギー対応もきめ細かくできません。
また給食を調理する方は普段より25%ほど多い食数を調理しなくてはならず、早くはできないので短縮授業ができません。
家庭訪問の期間も短縮授業にできず、先生が学校を出発するのが遅くなるために、期間を長く取ったそうです。運び出す方の学校にも同じ影響がありました。
こんな事態が発生したのは、人件費が主である調理業務のコスト削減のために調理員の処遇が悪くなり、人が集まらなかったためだと考えます。
食育やアレルギー対応がいっそう重要になっています。調理員に安定した体制で技能や経験を積んでもらい、栄養士も教育の一環としての位置づけを高めることが必要です。

そこでお尋ねします。
(ア)操南中学校で自校調理ができなくなった状況をどう考えていますか。
(イ)外部搬入の対応には費用がいくら掛かりましたか。
(ウ)給食を搬出する側と搬入される側にどのような課題がありましたか。
(エ)なぜ調理員の直接雇用で対応しなかったのですか。
(オ)一学期の提供と二、三学期の提供で費用は当初の予定よりいくら多く掛かりますか。
(カ)二学期からの委託金額の根拠をお示しください。
(キ)民間委託の調理員の処遇を市は把握していますか。
(ク)調理員に求められる技能や経験をどのように考えていますか。
(ケ)市が、調理員が集まる処遇で責任をもって雇用するべきではありませんか。
(コ)これ以上の調理業務の民間委託は見直し、学校給食の調理業務は直営に戻していくべきではありませんか。

2.待機児童解消は公立園の活用で

岡山市は、『施設配置の最適化における公立施設の整備等の進め方について』平成28年3月、において
「(1)公としての役割(セーフティネット、岡山型一貫教育・地域との連携のかなめ)を担う市立施設は、教育・保育提供区域ごと(市内30区域)に市立幼保連携型認定こども園として整備します。
(2)その他の施設は、区域内での人口バランスなど地域事情や地域の声も踏まえて、民営化や廃止も含めて今後の在り方を検討します。 」 としています。
市内で公立の保育園と幼稚園を30に減らしてしまう、という決定がまず問題です。進め方にも問題があります。
耐震化や老朽施設の建て替えに認定こども園化を合わせるやり方です。
教育・保育提供区域「中2」では高島保育園が認定こども園候補園とされ、市は耐震性が不足している園舎の建て替えに合わせて認定こども園にしようとしています。
他に認定こども園の対象園になっていない幼稚園は、中区では三勲、旭東、平井、竜之口、富山です。裏返せば廃止か民営化の対象幼稚園です。
耐震化や老朽施設の更新は必要ですが、制度的な運営のあり方は本来、別な話です。
市は、地域が高島幼稚園の民営化を了承したとして、高島幼稚園を廃止して、近傍に私立の認定こども園を整備する方針で、地域や幼稚園のPTAに説明しています。
地域で考えてきた「手狭になっている高島小学校の教育環境をどうよくするか」が高島幼稚園の廃止と私立認定こども園の整備にすり替えられてしまっています。
高島幼稚園の耐震化は今年度の当初予算に含まれています。平成30年度からは安全な園舎で過ごせるのか、平成29年度に入学した園児に途中で私立の認定こども園に転園してもらうのか、卒園までは運営するのかなど、本来、市が責任を持って検討すべきことです。
公立幼稚園は、学校評議員などで地域の人たちがかかわり、学区の子どもを主に受け入れている公立幼稚園は、地域の子どもを地域で育てることを実践しています。
保護者には、選んで子どもを入れたところなので公立園として残して欲しい、という声があります。公立施設を30施設に、というのは保護者の声でも何でもありません。
また市は、同じ幼児教育・保育提供区域の高島保育園は、耐震化の建て替えにあわせて公立認定こども園にする方針です。もともと子どもが多い保育園に一号認定の子どもを加えたら幼児施設としての適正規模を超えてしまいます。
保育園の待機児童解消は、2月議会でも田中のぞみ議員が紹介したように、国は公立施設についても財源を措置している、と言っています。2015(平成27)年4月24日の参議院総務委員会で高市早苗総務大臣が「従来の国庫補助金の補助額が二分の一であったことに鑑み」として財源の説明をし、結論として「公立保育所の施設整備費及び運営費につきましては、国庫補助金の一般財源化による影響が生じないように、適切な地方財政措置を講じているところであります。」と答弁しています。
公立保育園は公立保育園のままでの整備と運営が可能です。
子どもが少なく教室が空いている幼稚園の活用の方が直接的な待機児童の解消に繋がります。
これまで日本共産党岡山市議団は、一時保育や3歳児保育、延長保育で保護者のニーズに応えるように提案してきました。
今年度から今幼稚園と妹尾幼稚園で空き教室を活用した一時保育が始まっています。これらも我が党市議団で現場を視察しました。
現状は手厚い体制と言えますが、活用が充分とは言えません。

そこでお尋ねします。
(ア)市として高島幼稚園の耐震化と移転の関係についてどのような説明をしてきましたか。
(イ)現在の高島幼稚園の子ども達は平成30年度には耐震化された園舎で過ごせるようになりますか。
(ウ)教育・保育提供区域「中2」つまり高島中学校区で認定こども園の候補園にならなかった高島幼稚園と旭竜幼稚園は廃止、という認識でいいですか。
(エ)高島幼稚園が移転したら、速やかに高島小学校のプールもしくは体育館の移転建て替えをすべきですが、どのように進めますか。
(オ)旭竜幼稚園の土地や園舎の活用はどう考えていますか。
(カ)幼稚園の空き教室を活用した一時保育はどのような状況ですか。
(キ)教室が空いている公立幼稚園での一時預かりを拡大すべきではありませんか。
(ク)保育の一時預かりをしない公立幼稚園でも3歳児保育、延長保育を拡充すべきではありませんか。
(ケ)小学校と幼稚園が隣接しているところでは、小学校の調理場を活用した給食の提供ができるのではありませんか。
(コ)公立園の施設整備費及び運営費は地方財政措置が講じられているのではありませんか。
(サ)地域に根ざした幼児教育施設として公立幼稚園は残していくべきではありませんか。
(シ)公立施設を30施設だけにする方針は改めるべきではありませんか。

 

2017年6月定例岡山市議会 個人質問 傍聴案内

17年06月9日

 

傍聴案内(2017.06月 個人)

◆質問の日時(見込み)

6月14日(水)

●林潤・・2番目、午前10時30分頃

●河田正一・・6番目、午後2時30分頃

6月15日(木)

●東毅・・2番目、午前10時30分頃

●田中のぞみ・・3番目、午前11時40分頃

6月16日(金)

●竹永光恵・・5番目、午後1時頃

※時間は前後する場合があります

 

◆質問項目

●林潤

1 学校給食の調理は、市が直営で

2待機児童解消は公立園の活用と充実で

●河田正一

1 斎場計画における必要炉数について

2 富吉新斎場について

3 事業系ごみの適正計量について

4 エヌエス日進の産廃処分場について

5 西日本アチューマットクリーンの産廃処分場について

●東毅

1 公的施設のトイレについて

(1)学校トイレの洋式化 (2)多目的トイレの改善

2 太陽光パネル設置のルールについて

3 国民健康保険について

4 通学区域弾力化について

●田中のぞみ

1 地域協働学校とシニアスクールの可能性について

2 待機児童対策について

●竹永光恵

1 第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に当たって

2 障害者が安心して暮らせる地域社会の実現を

(1)浅田裁判から4年 (2)相談支援の充実のために (3)「我が事・丸ごと」地域共生社会とは

3 旧後楽館中・高跡地活用事業について

 

個人質問はどなたでも傍聴できます。

岡山市議会 傍聴案内

インターネットで生中継されます。

岡山市議会 議会インターネット中継

当日の18時からはケーブルテレビOniビジョンで放映されます。

 

 

 

 

市政ニュース速報版 №225(2017年6月9日)

17年06月9日

市政ニュース速報版170609

 

6月定例議会スタート 議長辞職勧告を可決 二度の議決は重大

宮武氏は速やかに議長辞職すべき

岡山市議会6月定例会は8日召集され、26日までの日程で約5.1億円の補正予算をはじめとする57議案などの審議をスタートさせました。

今議会は、2年連続で全国ワースト2位の待機児童問題や、来年4月からの介護保険料改定をはじめ大幅な制度見直しを伴う次期介護計画など、市民の暮らしや福祉に関わる重要な課題に直面しています。

一方、市議会では、宮武博議長が、5月臨時議会で不信任決議案が可決されたにも関わらず議長職に居座っています。

日本共産党岡山市議団は、議会の議決を尊重しない議長のもとでは正常な議会運営ができないとして、議長辞職を求める決議案を提出しました。決議案は賛成29、反対12、白票2で可決されましたが、宮武氏は「結果を謙虚に受け止める」としつつ、続投の意向です。「謙虚に受け止める」というなら速やかに議長辞職すべきです。

7日には自民市議団も、宮武氏に議長辞職するよう団として申し入れました。

 

大森氏が再選出馬表明 「つくる会」は候補者を選定中

6月議会の議案提案理由説明で大森雅夫市長は、企業誘致や中心市街地のにぎわい創出など自身の「実績」を強調し、9月17日告示、10月1日投票の市長選への出馬を表明しました。

前回市長選で独自候補を立てた「市民本位の市政をつくる会」は7日夜、「岡山市政を考える学習会」で、政策集(第一次案)を発表しました。また、保育、教育、子どもの貧困、国保、介護などの現状や課題について、それぞれの分野で運動している方が報告しました。河田正一議員も、市政の全体にわたっての課題や大森市長の姿勢、産廃問題などを報告しました。

「つくる会」は、市民の命とくらしを守る市政への転換をめざして、候補者選定を進めています。

参加していた林じゅん議員は、市長選と同日投票の中区市議補選(9/22告示)に、日本共産党公認候補を立てることを報告しました。

 

 

(無料法律相談) 2017年6~7月

17年05月29日

 

 

弁護士と、県・市議が相談に応じます。

相談無料/秘密厳守/要予約

予約・問い合わせは、086-273-2221(日本共産党岡山地区委員会)へ

日程等は変更する場合があります。必ず事前予約のうえお越し下さい。

開始時間は、5~3月は午後6時30分からです。

 

6月(午後6時30分から)

5(月)・・高島公民館(中区国府市場99-5) 林じゅん市議、氏平みほ子県議

12(月)・・福南センター(南区若葉町9-4) 東つよし市議

19(月)・・西大寺事務所(東区西大寺中野137-5) 竹永みつえ市議

26(月)・・森脇ひさき事務所(北区下伊福上町17-24) 田中のぞみ市議、森脇ひさき県議

 

7月(午後6時30分から)

3(月)・・高島公民館(中区国府市場99-5) 林じゅん市議、氏平みほ子県議

10(月)・・福南センター(南区若葉町9-4) 東つよし市議

17(月)・・ありません

24(月)・・岡南コミュニティ(北区旭本町1-1) 田中のぞみ市議、森脇ひさき県議

31(月)・・ありません

 

 

 

【岡山市資料】 2017年度第1回保健福祉政策審議会(2017.5.23)

17年05月24日

岡山市は、2018年4月からの次期「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」策定に向けた議論が始まりました。

5月23日には、保健福祉政策審議会が開かれ、国の制度改定やこれまでの岡山市の取り組み、次期計画に向けた課題や論点などが報告されました。

審議会の資料を掲載します。

 

 

170523保健福祉政審1【会議次第等】

170523保健福祉政審2【資料1 7期計画の策定について】

170523保健福祉政審3【資料2 介護保険制度改正案の主な内容】

170523保健福祉政審4【資料3 岡山市の現状と取組】(二分割1)

170523保健福祉政審4【資料3 岡山市の現状と取組】(二分割2)

170523保健福祉政審5【資料4 7期計画の論点と6期計画の取組】

170523保健福祉政審6【資料5 関係者ヒアについて】

 

 

 

 

 

岡山市議会の新しい委員会構成 (2017年5月19日)

17年05月23日

<常任委員会>

 

<特別委員会>

 

<議会運営委員会>

 

こちらからもご覧いただけます(岡山市議会ホームページ

 

【市政ニュース 速報版】 №224号(2017年5月22日)

17年05月22日


 

5月臨時議会 「議長不信任」可決するも居座る異常事態

岡山市議会5月臨時会は17日に始まり、予定を1日延長して19日夜閉会しました。宮武博議長が2年の申し合わせ任期を破って辞職しなかったことで、議会が紛糾したためです。議長の不信任決議が可決されましたが、法的拘束力がないことから、宮武氏は居座り続け、議長が議会の議決を無視するという異常事態のまま閉会しました。

日本共産党市議団が提出した議長不信任決議案は、18日深夜に賛成30、反対11、無効2の圧倒的多数で可決されました。議長不信任の可決は47年ぶりのことです。

これとは別に、議会ポストの選出が行われ、副議長には田尻祐二氏(公明)、議運委員長には田口裕士氏(自民)が就き、常任委・特別委の正副委員長は自民・公明・創政が独占しました。

市議団は、引き続き、議会正常化と信頼関係の回復のために宮武氏が議長辞職することと、公平公正な議会の運営を求めていきます。

不信任決議後も居座る宮武氏に対し、市議団が5/19に発表した声明

宮武博議長においては、平成29年5月18日の岡山市議会5月臨時会において議長不信任決議が賛成多数で可決されたにも関わらず、辞職願を提出することもなく、依然として議長職に留まっているという異常事態が続いています。

議長自らが議会の議決を無視することは、岡山市議会の権威を失墜させると共に、岡山市議会の他の全ての議決、予算や条例などの議決の価値をおとしめます。議会制民主主義のあり方を否定することに繋がり、市民の信頼を損ないます。

議会の議決を尊重しない議長のもとでは、岡山市議会の正常な議会運営は到底、困難です。

日本共産党岡山市議団は、議会の正常化と信頼の回復に向けて、宮武博氏の議長辞職を引き続き強く求めます。

 

 

委員会の新しい所属が決定、団体制も新しく

団の議員の委員会所属と団内の役割分担

  常任委 特別委   団の体制
河田正一 総務 区づくり   相談役
竹永みつえ 市民文教 多様性尊重   団長
林じゅん 環境消防水道 大都市制度   幹事長
田中のぞみ 保健福祉 多様性尊重   副幹事長
東つよし 建設 岡山ブランド   政策委員長

※常任委のうち経済には委員を出せていません

※議運委は引き続き林じゅん議員が担当します

5月臨時議会では、任期後半2年間の委員会を決定しました。特別委は、「大都市制度・広域連携」「多様性尊重社会の実現」「岡山ブランド戦略」「活力と魅力あふれる区づくり」の4委員会を設置しました。

日本共産党岡山市議団も体制を新しくしました。竹永みつえを新団長に選び、河田正一は相談役となります。林じゅん、田中のぞみ、東つよし各議員の役割は変わりません。

 

 

 

市政ニュース速報版 №223(2017年5月19日)

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