このサイトは旧サイトです。最新情報などはこちらをご覧ください。
日本共産党 岡山市議団

'事務局便り' カテゴリ

今日から委員会審議~岡山市議会 経済委は休憩中・・・

16年03月14日

岡山市議会は今日から16日までの日程で、各常任委員会で議案の審議を行います。

そのうち経済委員会は、ただ今休憩中。

自民委員の1人が、このままでは予算を認められないと主張。局長の「全力でがんばる」答弁にも納得できず、答弁を整理するために現在休憩に入っています。

実際に傍聴していると、後日の報道では伝わりきらないさまざまなやり取りを見聞きすることができますね。

 

今議会は、来年度予算やそれとリンクする今年度の補正予算案、この4月から10年間の岡山市の最も基本となる計画=岡山市総合計画、さまざまな条例が審議される盛りだくさんの議会です。陳情もあわせて20本出ています。

議論すべき点をしっかり議論するのは議会の役割として大切なことです。

 

 

 

いちにちの会議で消耗するのは、、、?

16年02月22日

今日は1日、会派会議でした。(途中に別の会議などで中断をはさみつつ)

先週末の委員会でどんなことが話し合われたか、どういう点が問題で、何を引き続き追求するか。

会派代表質問(田中議員)やそれぞれの個人質問を、どういうテーマでどう切り込んでいくか。

それ以外にも、情報や課題意識の共有など、話しておくべきことは多岐にわたります。

2月議会の開会を目前に、みんなフル回転。

 

決して「会議のための会議」ではないと思います。

情報の共有や議論の深化は、顔を合わせて、いろいろな資料を突き合わせてでないと、十分にはできないこともあります。

が、丸一日の会議は、やはり消耗します。

減るのは気力だけでなく、おやつや飲み物も、、、?

 

議員をサポートするのが事務局の仕事ですから、できる限りの効率化を図りつつ、団の政策力と実現力の向上をめざしたいものです。

 

 

 

(控室の窓から) いよいよです!

16年02月17日

160217_164327

 

 

明日発表される2016年度予算案と、明後日の委員会の資料が届きました。

膨大で、全部合わせると厚みも重さも片手には余ります。

 

いよいよです・・・。

これまでに出てきた資料は読み込んで、気になる点などを洗い出してきていましたが、正式なものが出てきたので、あらためて読み込んで、市民の暮らしと営業を守る観点から良い点、悪い点を見つけ出して、対案も考えていかなければなりません。

 

いよいよです!!

共産党市議団は、議員5名、事務局1名の少数会派ですが、それを言い訳にはできませんから、しっかり取り組んでいきます!

 

(控室の窓から) 「国保料 すえおき次は 引き下げへ」

16年02月12日

市内にお住まいの60代の男性から市議団に、来年度の国保料(国民健康保険料)がすえおきになることへの感謝と激励のお手紙をちょうだいしました。あたたかいお手紙ありがとうございます。

お手紙の中に4首の句が添えられていましたので、ご紹介しましょう。

 

ありがたや 国保すえおき 空青し

国保料 すえおき次は 引き下げへ

無限なり 市議と民との 結い力(ゆいちから)

安倍政権 不安倍増 震度4

 

今回の国保料すえおきは、市のとても大切な決断ですが、それでもまだ高すぎて払えないという市民の実態の解消にはいたりません。

市議団では引き続き、保険料の引き下げで市民生活を支えるよう力を入れて取り組んでいきます。

 

(控室の窓から) 国保会計への繰り入れは、他施策の犠牲の上に成り立っているの???

16年02月10日

昨日、大森市長が来年度の岡山市国民健康保険(国保)の保険料を据え置く方針を表明したことを、昨日や今日の新聞、テレビなどがそれぞれ報じました。私はその中で、ある新聞の解説記事に違和感を覚えました。

「国保会計は本来、保険料で賄うのが基本であり、ほかの施策を犠牲にして一般会計から多額の法定外繰り入れを続けるのは好ましいことではない」との一文があったのです。

これには制度への理解の不十分さや自治体行政への誤認識があるのではないかと思ったのです。

 

国保には、他の健康保険制度と異なる3つの構造的問題があるとされています。

 

1.保険料負担が重い

例えば給与所得者の多くが加入している健康保険(健保)は、保険料を事業主と被保険者が折半して負担しているのに対し、国保は全額を被保険者本人が負担しています。「会社を退職して健保から国保になったら、保険料が2倍近くに跳ね上がった」「国保に入ると保険料が上がってしまうので、任意継続をすることにした」などの話を聞くことは珍しくありません。それほど、国保の保険料は、金額としても大きいのです。

 

2.被保険者の所得水準が低い

保険料が高い一方で、国保の被保険者は、退職した人、年金生活の人、パートやアルバイトなど非正規で働いている人など、相対的に低収入の人が多いことが特徴です。

つまり、相対的に低所得の人が高い保険料負担を求められる制度なのです。

 

3.医療費水準が高い

加入者の特徴からは、医療費が大きくなりがちな傾向もうかがえます。現役世代が中心の健康保険に比べて、高齢世代が多いのですから。

 

みなさんは岡山市で国保に加入している方がどれぐらいかご存知ですか?

約71万人・31万世帯の岡山市民のうち、約15万人・10万世帯が国保の加入者です。

人口で2割、世帯で3分の1近くが加入する公的医療保険です。

また、岡山市の財政規模は、今年度の当初予算で約2850億円。そのうち国保会計への法定外繰り入れは28.5億円です。

 

相当数の岡山市民が加入している公的医療保険制度に対して、予算のうちの1%を投入することは、不適切なことなのでしょうか?

 

また、この制度を維持することは、他の事業より優先度を低くすべき事柄なのでしょうか?

ちなみに地方自治法には「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」(第一条の二)と書かれています。 岡山市がやるべきことの第一は市民の福祉増進だという意味のことが書いてあるのです。

さらに言えば、「他の施策を犠牲にして」という見方自体が、市民生活や地域のあらゆる分野を対象とする自治体行政を見る視点としてふわさしいのか自体、大いに疑問です。

 

これらのことは、自治体はよくわかっていますから、「法定内繰り入れ」とともに「法定外繰り入れ」を行って、制度の維持を図っているのです。全国で、「法定外繰り入れ」を行っていない自治体はほとんどありません。

 

国保制度を考えるうえで欠かせないポイントの1つは、国の責任です。国は以前は公的負担の2分の1を担っていましたが。現在では大きく後退しています。

1947年に施行された日本国憲法のもとで48年に国民健康保険法は抜本改正されました。その中には支払い能力の無い人に対して保険料を減免する規定が盛り込まれており、先にも述べた国保の構造的な問題を国は十分に認識していました。だからこそ多額の国庫負担が設定されていたのです。この考えは59年の新国保法にも基本的には引き継がれました。

しかし、その後、国が国庫負担の割合をどんどん切り下げていったのです。国が減らしていった分をそのままにすれば、財源不足か保険料高騰かしか道はなく、どちらにせよ制度が破たんしてしまいます。それを回避しようと法定外繰り入れが拡大していった歴史的な経過もあります。

 

岡山市では、国保加入者のうちおよそ2割強が保険料を滞納しているのが現状です。もちろん、法律や条例に基づいて国保会計を維持するのに必要だとして算出された保険料額ですから、払うべきなのは当然です。けれども、上にも書いたように、低所得なのに高い保険料負担を求められて、払いたくても払えない状況にある人が少なくないのです。

 

岡山市は、単に繰り入れを行うだけでなく、健診や後発医薬品の利用促進などで医療費の伸びをできるだけ抑える努力、納付相談やコンビニ納付などの収納率向上の努力などを地道に重ねています。

その中で、ここ数年は医療費の伸びが予測を下回り、新たな国の財政支援も始まったことなどから、今回、保険料の据え置きを決めたのです。

 

メディアの方々には、国保制度を論じるのであれば、制度の歴史や性格、地方自治体の本務などをよく理解した上で、加入者や医療機関にも取材するなどして、重層的で多面的な記事を書いていただきたいものだと思いました。

(控室の窓から) 「セレンディピティ」

16年02月4日

160204_155953

 

近ごろ時折、目にしたり耳に入ったりする言葉です。口にすると舌がもつれそうで、滑舌の練習にいいかも、なんて思うこともあります。

意味は、最近やっと知りました。「偶然に物事を発見する能力を意味する造語」とおっしゃるのは、北海道大学特任准教授の徳井美智代さん。今日届いた「全国商工新聞」(2016.2.8付、全国商工団体連合会発行)のコラムで書いておられます。

徳井さんによると、調査研究を地道に続けていると、一見無駄かもしれないと思うことからひょんな発見が生まれることが多いと実感しておられるとか。

いま、控室の事務局員の机の周りには、いつも以上に資料が山積みになっています。今月末から始まる2月議会に向けて、岡山市の動向、国の予算案の詳細な中身、さまざまな施策の全国の状況などなどについて、調査活動を行っているからです。

さまざまな媒体から資料を集め、ものによってはその要点をレポートし、さまざまな対象に調査をお願いして、返ってきた回答を集計し、目に見える形にして自分なりの分析を加え・・・。団の議員たちが、調査し、方向性を見定め、施策提言につなげていくための材料づくりです。

こういう中から、それこそひょんな発見があればと、それを励みに作業しています。

もっとも、徳井さんはデータ分析だけではわからないと、現場に足を運んで、「キョロキョロ見渡し、くんくんと匂いを嗅ぎ、何でも触れ」てみたがるとのこと。パソコンの画面と紙資料ばかり見つめていたのでは、セレンディピティもなかなかやってこないのですね。

その気になればやることは膨大。でもできることから1つずつ、自分自身の頭と眼と手と足で(耳や鼻や舌も使って!)、やっていこうと日々自分に言い聞かせています。

さてと、そんなことを呟いてみて、閑話休題。

作業に戻ることにしましょう。

 

(控室の窓から) 調査、調査、調査!

16年01月26日

1月もはや最終週に。次の週はもう2月ですね。

当たり前のことではありますが、市政は毎日動いています。1月の後半には、来年度に向けて予算編成の資料が発表されたり、様々な分野の委員会・審議会などが開かれたりしていて、団事務局スタッフの私の机には資料が雑多につみあがっています。

団ではこの間の討議の中で、2月議会に向けて研究、検討するテーマについて徐々に焦点をしぼりつつあり、それぞれのテーマについて資料の収集や実態調査を始めています。

今日も、調査のための文書作りや発送作業、資料作りで1日が過ぎました。

市民の生活実態をしっかりつかんで、暮らしをよくしていくにはどうしたらいいか他市の例を研究しながら、準備を進めていきます。

 

夕方4時半ごろになると全館暖房が切れるようで、控室はその頃から急激に室温が下がってきます。

いろいろやりつつ、整理しつつ、体調にも気を付けつつ、ときには気分転換もしつつ、やっていきたいものです。

 

来年度予算の編成が佳境 20日には各局の要求状況を公表 21~22日には議会各会派と意見交換

16年01月19日

160119_170011

 

岡山市の来年度予算案の編成作業は佳境に差し掛かっています。

明日20日には大森市長が、各局・区・室から年末までに出されていた予算要求の状況を記者発表します。

そして、21日から22日にかけて市議会の各会派と意見交換の場を持ちます。共産党市議団は22日午前の予定です。

編成スケジュールは昨年とほぼ同じペースです。

配布される資料には、当然ながら岡山市が来年度重点的にやりたい施策が中心的に書かれています。

もちろん、どんなことを重視し、そのためにどういう事業をどれだけの予算をつけてやろうとしているのかを観ることは重要です。

同時に、私たちはここに書かれていないことにも目を向けなければいけません。

市民の暮らしや命を守るための事業や、地場の産業や農業を応援する事業など、地味だったり細かかったりしても大切な事業は数多くあります。

華やかな大規模な事業展開の陰で、そういった事業が縮小されていないか、無くなっていないか、要件が厳しくなっていないか、そういったことも見ていかなければいけません。場合によっては拡大を図ってくことも必要でしょう。

また、市民にとって必要のない(または薄い、緊急性に乏しい)ことや有害なものが紛れ込んでいないかをチェックすることも重要です。

2月議会開会まであと約1か月、1年の中でも特に集中して議員の、日本共産党市議団の本分を発揮しなければならない時期です。

 

« Prev - Next »