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日本共産党 岡山市議団

10月 30th, 2015

「岡山市には良いものがいっぱいある、これを活かさない手はない」

15年10月30日

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30日の午後、さん太ホールで開かれた岡山市主催の講演会、藻谷浩介さんの「いま地域にあるものを活かす」というテーマのお話を聞いてきました。藻谷さんは、「里山資本主義」という本がベストセラーとなり、現在もとてもいそがしく講演や研究活動をされている方です。

スース・チューリッヒの地元メディアが2013年に新築した本社は、日本人建築家(坂茂さん)が設計した7階建ての木造建築だということの紹介から、これから木造建築の新たな時代が始まると力説。

イメージや空気でなんとなく抱いている印象が、実際の数字を見たらがらっと変わることを、国内の交通事故死者の推移、東京の生産年齢人口の急減、日本が貿易収支で黒字なのはアメリカ・ドイツ・フランスなどで赤字なのは中東などエネルギー資源を買っている国であり中国とはほぼトントンであることなど、さまざまな事例でユニークに説明。

そして、岡山市は都市と農村、山村がすぐ近くにあり、活用できるものが実は豊富であることを指摘して、そこに力を注べきと話されました。

聴衆は、市の職員や町内会の役員といった様子の方が多くみられました。安倍政権とそのブレーンたちの経済政策をコテンパンにこき下ろしていましたが、さて、どう聞いたのでしょう。

それはともかく、数字でつかむこと、よそから持ってくるのではなくあるものをしっかり活かすことを学んだわけですから、私たちも含め、しっかりと参考にして考えていかねばと感じた2時間でした。