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日本共産党 岡山市議団

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障害者の次期計画へ議論スタート 障害児の数値目標も新設へ

17年05月25日

岡山市の障害児者施策について話し合う「岡山市障害者施策推進協議会」の今年度第1回目の会合が25日、開かれました。

岡山市には現在、障害者施策全体の基本的な計画である「障害者プラン」(2015~20年度)と、それを具体化した「障害福祉計画」(第4期=2015~17年度)があります。それぞれ国の指針や県の同種の計画などに基づいて、岡山市が定めたものです。

これを、障害者プランについては6年の期間中の中間見直しとして、障害福祉計画は次期計画を、さらに、障害児についても新たに目標数値を盛り込んだ福祉計画を立てるということで、議論が始まりました。いずれも2018~20年度の3カ年の計画です。

 

今日の会議は15人の委員全員が出席し、最初に会長を選出しました。その後、担当課から、国が新たな計画策定に向けて出してきた指針などの概要や、これまでの計画の目標数値の達成状況、計画策定に向けてこれから行うアンケートの内容などが報告され、委員との質疑に移りました。

質疑では、多くの委員からさまざまな発言がありました。

●「地域生活拠点」とは具体的には?

→24時間365日、相談に応じたり場合によっては緊急受入れなどができるもので、多機能支援型として1か所という考え方や、複数の事業者などで連携し役割を分担して対応する面的整備型などが考えられる

●市内に何カ所整備?

→現在、民間事業者と行政でつくっている「自立支援協議会」が市内に3部会あり活発に活動しているので、そこでの連携を強化して地域生活拠点としての機能を充実させることを想定

●「一般就労移行」の数値目標があるが、A型から一般就労に行っても3か月で契約解除されてまたA型に戻り、そこからまた新たな一般就労に行くという実態がある。こういう例はどうカウントするのか?

→同じ年度内での重複はないように精査するが、年度が替わると難しい。国も今回新たに「定着率」という指標を出してきたので、そこは問題意識をもってとりくみたい

●アンケート案には自由記述がわずかしかない、ほかの質問とクロスさせて施策の満足度や利用しやすさをくみとれるような改善が望ましい

→参考にしたい

●保育所等訪問支援の対象は、保護者なのか施設なのか?

→保護者と事業所との契約によって行う。ひかりんくなどから保護者の求めに応じて学校園などに行って、子どもの様子を見て、職員と適切な支援について協議するというもの。新たに乳児院なども対象となる。

 

今後のスケジュールは、6~7月に作為抽出で市内約3300人の障害児者にアンケートをとりくみ、9月頃までに集約すること、その間に自立支援協議会などと議論を積み上げていくこと、素案を10~11月頃にまとめることなどが示されました。そして、素案への意見を12~2月にかけて市民の意見募集や次回会合などで集め、3月に正式に決定するという流れになっています。

 

担当課では、「今日の資料はなるべく早めにホームページにアップしたい、議事録もまとまれば公開する」と話しています。ぜひ幅広い市民のみなさんにご覧いただき、みなさんのご意見をお寄せください。

岡山市障害者施策推進協議会(岡山市HP)

【市政ニュース 速報版】 №224号(2017年5月22日)

17年05月22日


 

5月臨時議会 「議長不信任」可決するも居座る異常事態

岡山市議会5月臨時会は17日に始まり、予定を1日延長して19日夜閉会しました。宮武博議長が2年の申し合わせ任期を破って辞職しなかったことで、議会が紛糾したためです。議長の不信任決議が可決されましたが、法的拘束力がないことから、宮武氏は居座り続け、議長が議会の議決を無視するという異常事態のまま閉会しました。

日本共産党市議団が提出した議長不信任決議案は、18日深夜に賛成30、反対11、無効2の圧倒的多数で可決されました。議長不信任の可決は47年ぶりのことです。

これとは別に、議会ポストの選出が行われ、副議長には田尻祐二氏(公明)、議運委員長には田口裕士氏(自民)が就き、常任委・特別委の正副委員長は自民・公明・創政が独占しました。

市議団は、引き続き、議会正常化と信頼関係の回復のために宮武氏が議長辞職することと、公平公正な議会の運営を求めていきます。

不信任決議後も居座る宮武氏に対し、市議団が5/19に発表した声明

宮武博議長においては、平成29年5月18日の岡山市議会5月臨時会において議長不信任決議が賛成多数で可決されたにも関わらず、辞職願を提出することもなく、依然として議長職に留まっているという異常事態が続いています。

議長自らが議会の議決を無視することは、岡山市議会の権威を失墜させると共に、岡山市議会の他の全ての議決、予算や条例などの議決の価値をおとしめます。議会制民主主義のあり方を否定することに繋がり、市民の信頼を損ないます。

議会の議決を尊重しない議長のもとでは、岡山市議会の正常な議会運営は到底、困難です。

日本共産党岡山市議団は、議会の正常化と信頼の回復に向けて、宮武博氏の議長辞職を引き続き強く求めます。

 

 

委員会の新しい所属が決定、団体制も新しく

団の議員の委員会所属と団内の役割分担

  常任委 特別委   団の体制
河田正一 総務 区づくり   相談役
竹永みつえ 市民文教 多様性尊重   団長
林じゅん 環境消防水道 大都市制度   幹事長
田中のぞみ 保健福祉 多様性尊重   副幹事長
東つよし 建設 岡山ブランド   政策委員長

※常任委のうち経済には委員を出せていません

※議運委は引き続き林じゅん議員が担当します

5月臨時議会では、任期後半2年間の委員会を決定しました。特別委は、「大都市制度・広域連携」「多様性尊重社会の実現」「岡山ブランド戦略」「活力と魅力あふれる区づくり」の4委員会を設置しました。

日本共産党岡山市議団も体制を新しくしました。竹永みつえを新団長に選び、河田正一は相談役となります。林じゅん、田中のぞみ、東つよし各議員の役割は変わりません。

 

 

 

市政ニュース速報版 №223(2017年5月19日)

議長不信任を可決 岡山市議会で47年ぶり 

17年05月19日

岡山市議会は18日午後11時過ぎに再開し、日本共産党岡山市議団が提出した宮武博議長の不信任決議案を賛成30、反対11、無効2の賛成多数で可決しました。

宮武氏が、「正副議長は2年で改選する」という自身も合意した申し合わせを破って議長職に留まろうとしていることから、市議会での信頼関係を損ない、公平公正な議事運営が期待できないためです。

 

岡山市議会で議長に対する不信任決議が可決されたのは1970(昭和45)年以来のことで、極めて異例の事態です。

不信任決議には法的拘束力はありませんが、議会を市民のための市政を議論できる状態に戻すため、宮武氏は速やかに退くべきです。

出身母体の自民党市議団は、市議会46議席(欠員1)のうち23議席を持っているにもかかわらず、まる2日かけても調整することができませんでした。

 

 

日本共産党岡山市議団が提出し、可決された不信任決議は以下の通りです。

 

岡山市議会は、議長・副議長をはじめとする議会役職人事については任期2年とすることを従来から申し合わせております。

通常、議長から辞職願が提出され、本会議で選挙により新たな議長が選出されることは議員各位におかれては周知のとおりです。しかし今回、宮武博議長は辞職願を提出しない旨を表明されました。

このまま選挙が行われないことは、岡山市議会における信頼関係を損ない、今後の議事運営にも大きな支障をきたすことになります。自ら合意した申し合わせ事項を踏みにじるような議長の下では、公平公正な議事運営は期待できません。

申し合わせ事項を順守し、今議会で議長選挙を行うべきです。岡山市議会議長宮武博氏を信任することはできません。

 

 

(速報) 未入園1495人 過去最多に  岡山市が待機児童数など発表(5/2)

17年05月2日

大森雅夫岡山市長は2日の定例記者会見で、2017年4月の待機児童数などを発表しました。

今後、保護者の生活実態に合った「寄り添う支援」をしっかり行っていくなどとしています。

 

詳しいことは、後日本ブログでもお伝えします。

 

 

【発行物】 市政ニュース速報版№222(2017.4.26)

17年04月26日

(PDF版のダウンロードはこちら


2015年度分政務費 576万円不適切 オンブズが監査請求

NPO法人「市民オンブズマンおかやま」は25日、岡山市議会の2015年度の政務活動費の一部を不適切として返還させることを求める住民監査請求を行いました。

オンブズマンが問題にしたのは、「海外視察」の内容が儀礼や観光になっているもの、封筒印刷、不自然なガソリン代、高級飲料水のサーバレンタル代や控室などでの大量・多額な茶菓子などです。

住民監査請求は、行政のやったことでおかしいと市民が思ったことを申し立てた場合に、監査委員がその請求の是非を判断する制度で、申し立て通りだと認定すれば、市に対して是正するよう命令することができます。

また、請求した市民は、監査結果に納得がいかない場合には、裁判で争うことができます。オンブズマンは2007年度分から住民監査請求と裁判を行っており、現在は12・13年度分を岡山地裁で審理中です。

 

共産はゼロ 「全て適法」が定着

日本共産党岡山市議団は、今回の住民監査請求でも「不適切」な支出はありませんでした。

先日の2011年度分の裁判でも、共産党市議団の違法支出は無かったとの判決が確定しています。また、13年度分からは裁判対象から、14年度分からは住民監査請求から、除外されてきており、司法からもオンブズマンからも、日本共産党岡山市議団に不適切な支出はないことが定着してきています。

議会が行政のチェック機能を果たすためには、自らが率先して税金の使い方を適正に行うことが必要です。日本共産党岡山市議団は、適正支出は当たり前として、引き続き、領収書や証拠書類の公開など説明責任を果たしていきます。そして、岡山市民のいのちと暮らしを守る市政の発展のために調査・研究し、政策を提言していく活動を一層強化していきます。

 

(2017/5/1/13:51追記)

岡山市議会事務局は5月1日、市民オンブズマンおかやまの請求額の一部に誤りが認められると表明しました。

・おかやま創政会の請求額の中に既に変換済みの分が含まれている(事務所費11,490円)。

・ネクスト岡山の実交付額は135,000円なので、違法と指摘する額は122,472円である。

 

(速報)小学校は廃止、中学校は存続 ~通学区域弾力化で市教委が決定

17年04月25日


岡山市教育委員会(市教委)は25日、定例会議を開き、開始から10年が経過した小中学校の通学区域弾力化制度について、小学校は廃止、中学校は存続とする見直し方針を賛成多数で決定しました。2018年度から変わります。

現在、いじめやDVなどやむを得ない場合には学校を変わることができる「指定学校変更許可基準」があります。市教委は許可基準を一部見直し、小規模校への越境入学を引き続きできるようにする予定です。

操南中学の給食を4カ所から外部搬入 搬出の福浜中を東つよし市議が視察

17年04月17日

岡山市では、市立小中学校の約半数で給食の調理業務を民間委託しています。

その中の操南中学校(中区)で、委託先に決定した業者が通知の翌日に辞退するということが発生しました。この業者は市内の複数校の調理業務を請け負っていますが、操南中の給食調理を行うのに必要な人員が確保できなかったとしています。

これを受けて、岡山市教育委員会は、1学期の間は他の3中学校(南区)と1給食センター(中区)の計4カ所から給食を搬入し、新たな委託業者の選定を進めて2学期から自校調理をめざす方針を立てました。

 

操南中学校は800人近い生徒がいます。4月の献立はもう決まっていますから、運び出す4施設それぞれからいろいろなメニューが運ばれることになり、学年によって内容が違ってくる可能性があります。

また、操南中は給食を外部から運び込むことを想定した施設になっていませんし、作る3中学も運び出すような設備になっていません。衛生上の心配があります。

さらに、運び出す側の3中学も、操南中に給食を間に合うように送り出すために負担が増えることも懸念されます。

4施設での給食作りや配送などに新たな費用が発生することも避けられません。

 

日本共産党岡山市議団は、食育、災害などの緊急事態への備えなどの点から給食調理の民間委託に反対しています。市が民間委託推進の根拠にしているコスト削減も、岡山市の調理員の勤務の工夫で可能であると指摘しています。

実際にこういう事態が発生したのですから、市は民間委託を推進したり、間に合わせのために外部搬入したりするのではなく、市の調理員が自校調理できるよう体制を整えるべきです。

 

この問題で、実際の様子を把握するため、市議団では、搬出する中学校の状況を視察に行きました。操南中学校で搬入する様子も近日中に視察に行く予定です。

以下は、運び出す側の福浜中学校の様子を視察した東つよし議員の報告です。(ツイッターより引用)

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福浜中学で操南中学への給食の運び出しを見ました。操南中学の給食を委託された民間業者が撤退したので一学期は4ヶ所から給食を集めるのです。福浜中は自校の760人分に加え、5クラス183人分を作ります。特に搬出用の設備はないので傾斜を転がし2トン車に積みました。給食民間委託の弊害です。

東つよし市議のツイッター

 

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