「共産党さんは自衛隊についてどう考えているんですか?」
市議団事務局(東田) 16年07月5日
「共産党さんは、自衛隊についてどう考えているんですか?」
市議団控室にこんなお電話をいただきました。お電話でもいろいろとお話はしましたが、説明が行き届いたかどうか。
いま、日本共産党はこういうチラシを配っていますので、ご紹介します。(ご覧くださっていたらうれしいのですが)
いま、自衛隊のみなさんは全国で頻発する災害の救援にがんばっています。
岡山でも大きな地震がいずれ来ると言われており、近年は豪雨災害も懸念されます。
もしなにか起こった時、自衛隊の皆さんの助けはどれほど心強いことでしょうか。
今の日本で大規模災害に即応して活動できる組織は限られています。その中で、消防や医療系と得意分野を分担しながらの自衛隊の役割には大切なものがあります。
だからこそ、
災害救援でがんばった自衛隊員を海外の戦地に送らない
と、日本共産党は考えています。
日本共産党は、自衛隊は憲法に違反する存在だと考えていますが、いますぐ無くすことは主張していません。「自衛隊を無くす」とか「どういう組織に発展改組させていくか」など国民的な議論を重ね、合意ができたことについて進めていくべきだと考えています。当然、その段階では、国政選挙で信を仰ぎます。
いまの日本で問われているのは、自衛隊が合憲か違憲かではありません。
戦後これまで海外の戦争に参加することができなかった自衛隊が、2年前の閣議決定と昨年9月に強行された安保法制のもとで、実際に海外の戦場で武器を使うことが可能とされています。
「専守防衛」の名のもとで、国民のいのちや暮らしを守ろうと入隊して活動している自衛隊員のみなさんを、こういう海外の「殺し、殺される」戦場に送り込んでよいのか、そのことが問われているのだと考えます。
ですから、今回日本共産党を含めた4野党が共通政策として掲げているのは「安保法制=戦争法の廃止」「集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回」なのです。この野党共闘に日本共産党は、安保条約や自衛隊についての党独自の政策は持ち込んでいません。
ご関心のある方は、日本共産党のホームページもぜひご覧ください。
国政のことは、ことによると「市政とは違う」と感じかねないところはありますが、この問題でも、実際に岡山で大規模災害が起こった時に、さまざまな段階で、誰が、何を、どうするのか、は日頃から考えておかないといけない重要な課題です。ご意見などあれば、またいつでもお寄せください。