市議団事務局(東田) 15年02月12日
16日からの2月議会を前に、今日は委員会審議が行われました。(17時現在、市民文教委はまだ審議中です)
共産党市議団は5名で、6つの常任委員会のうち経済委員会には参加できておらず、会派事務局員が傍聴しています。
今日の経済委員会は、10時定刻に全員出席で始まりました。
委員会室に入るとテレビカメラがあり、記者席も満席です。普段はメディアも資料しか取りに来ないのに???
と思っていると、どうやら関心はプレミアム付き商品券の審議にあったようです。
審議では各委員から様々な質問が出されました。当局は、国が今年度補正予算で交付金を出すため、未確定の部分があるとしつつ、分かる範囲での報告でした。
規模は?・・・商品券は@1000円×12枚つづりを10000円で販売し、国の予算によって変わるが、だいたい30~40万冊を想定。
やり方は?・・・事前に往復はがきで申し込みを受け、そのハガキと引き換えに販売する形を想定。
使途は?・・・国が例示していて、ダメなもの以外はなるべく広く認めたい、散髪などサービスの購入もOK。使える店は、手挙げ式で公募し周知する。(×=ビール券や切手等換金性の高いもの、料金など、土地家屋など高額な物)
質疑の中でも、少しだけ触れられましたが、金券ショップ等で現金化されないかという懸念があります。答弁では「金券ショップは事業者として参加できない」とありましたが、持ち込んで売り払い転売することは本旨に反するはずです。きちんと歯止めができるのか
このほか、有害鳥獣対策やため池一斉点検の中間報告、鳥インフルエンザの対応状況、農業者と商工業者のマッチング、事故報告などが審議されました。
市議団事務局(東田) 15年02月2日
今日は、午前中は団会議で状況の共有や政策の議論。
午後は資料整理をしているうちに、何件かの相談が相次ぎ、対応をしていました。
写真はキンセンカのつぼみ。咲いていた花はもう終わってしまったのですが、つぼみが2つ残っていて、咲いてくれたらいいなあと、まだ水を替えながら花瓶にさしています。
市議団事務局(東田) 15年01月30日
市議団控室で執務していると、市民の方からのお電話や来室されてのご相談・ご要望を受けることがよくあります。
「怪我で休職中、給料がなくて所持金数十円」「道路が壊れていて危ない、早く直して欲しい」「知り合いの子どもがいじめられている、何とかして欲しい」など、時には命に関わるような内容もあり、議員や関係機関に連絡をとって対応することもあります。
ここ3ヶ月(11~1月)の受付件数は約100件でした。1日あたり1.7件程度受けている計算になります。
今日は、東区にお住まいの女性からお電話がありました。「ほかに聞いてくれるところがない」と地域での暮らしに関わる要望を、聞かせていただきました。
地域で困っていることを具体的に聞かせていただくと、地図や文書を見ているだけでは分からないことがとてもよく分かります。また、どうすればいいのかというアイディアをお持ちの場合はそのことも聞かせていただくと、とても勉強になります。
「議員や事務局は、自分たちの頭と足と手で政策を考え実現させていくのが仕事だ」。これ自体はその通りですが、政策やこちらの思いが先行するのではなく、市民の願いや思いを出発点に考えるのだということを、あらためて思いました。当たり前のはずのことですが、いつも意識していないと論をこねくっていつのまにか現実から浮いてしまうことになりかねません。
聞かせていただく方の立場やお気持ちは様々です。時には、急ぎの業務中に電話を受けて、やりくりに苦労することもあります。
教えていただくこと/自分で調べ考えることを両立させていくよう努力を重ねていきたいと思います。
(写真は、今日の地下食堂のメニュー「げたのかけ飯と白和え」、学校給食フェアのラストでした)
市議団事務局(東田) 15年01月27日
市の行政はまちづくりのような大きい事柄から市民一人一人のいのちと暮らしを守ることまで多岐にわたっています。
報道などではどうしても大きい事柄が取り上げられやすいのですが、両方とも大事です。
今日は、市民への人権教育やさまざまな制度改善に向けた取り組みをしている人権岡山の皆さんの行政懇談会と、子どもと教育・くらしを守る岡山県教職員の会・岡山教育文化センターの皆さんが学力テストのことなどで申し入れする場に、団の市議も同席させていただきました。
こういった懇談会などでは、予算書の大きな数字や行政の計画・報告書ではなかなか伝わらない、市民の生活や実感がよくわかります。
同時に、行政がどういう意図で施策を進めているのかも聞くことで、より理解が深まります。もちろん、疑問の一部が解消することもあれば、さらに追及すべき店を見つけることもありますが。
市民と行政が双方向で施策を高めていく、その間に立って市民の代表として調査し追及する。今日も団の市議はそれぞれ、学びつつ行動しています。
(人権岡山の行政懇談会)
(教職員の会の学力テスト中止申し入れ)
市議団事務局(東田) 15年01月20日
岡山市教育委員会は20日、定例会議を開き、来年度の学テ(学力・学習状況調査)に参加する方針を確認しました。
来年度の学テは、小学校6年生と中学校3年生を対象に国のテスト、中学校1年生を対象に県独自のテストを4月21日(火)に行う計画です。
また、今回は3年ごとに行うとされている理科も実施するとのことです。
審議では、委員から「内容、活用、仮に参加しなかった場合の代替案とその費用などを検討した上での参加方針なのか?」といった、そもそもからきちんと考えるべきという意見が出されました。
また、結果まとめが国から返ってくるのが8月末の見通しであることについて、「返ってくるのがこの時期では、試験を受けた子ども本人に対しては、学校として結果を活用するには遅すぎるのではないか」といった意見も出されました。
委員のみなさんが「子ども達のために活かす」思いで真摯に議論していたのが感じ取れただけに、「参加」という結論が1時間足らずの議論であっさり出たことが残念でした。
「公表」のあり方については、今年度同様を基本に考えるという答弁でした。
「子ども達のために」というのは誰しもに共通の願いだと思います。一方でその陰に、点数競争を煽る仕組みなどが隠れていないのか。議論の中でも「本末転倒になってはいけない」という意見も出ていました。
子ども達と学校を考えるとき、課題は学テだけではありません。新年度予算の検討も佳境を迎える中、子ども達と子ども達のために頑張る学校や教員を応援できる施策を考えていかなければならないと、あらためて感じました。
今日の午後は他にも、路面電車の駅前乗り入れの検討会や新市民病院の評価委員会や、4月の市議選立候補予定者の説明会などが行われました。新年度に向けて、いろいろなことがペースを上げて動いています。
市議団事務局(東田) 15年01月20日
岡山市は19日、来年度予算の編成過程の「見える化」として、各部署からの要求段階での金額を公表しました。
(公表された資料はこちらから↓)
http://www.city.okayama.jp/zaisei/zaisei/zaisei_t00004.html
公表されたうちの「予算編成の流れ(スケジュール)」によると、この後市長査定等を経て予算案が確定し、議会に提出されるという流れです。
スケジュールを見て頂ければわかるとおり、予算案が議会に出る段階というのは、予算編成の中でだいぶ後の方です。今年の場合は、2/16(月)の本会議に上程され、代表質問・個人質問と、3/6・9の常任委員会で審議される予定。
ですから、今後の査定で、額の増減や事業の復活・廃止縮小はもちろんあるとしても、1/19の段階で金額を含み、昨年度との比較もある全体的な資料が公表されたことは、1つ意味のあることだと思います。
公表の仕方や内容については先行している自治体も多く(岡山市は、現時点ではどちらかというと後発です)、さらに改善できる面もあるでしょうが、これからの2~3週間で分析し、より前進を引き出すことや、無くなった事業で必要なものの復活、無駄をなくすこと、財源をどう確保するか、などをみていかなければいけません。
大森市長になって、大型事業と市の借金残高が増加傾向に転じています。そして、その予算案に対し、きちんとチェックして、委員会でも本会議でも問題点を指摘して論戦しているのは、ほとんど共産党市議団だけです。
本当にそれは、いま、必要な開発なのか、それだけのお金を掛けないといけないのか。
そのお金は、もっと市民のいのちと暮らしを守る施策にまわすべきではないのか。
2月議会でしっかり政策論戦をするためにも、これから分析を勧めていきます。このブログや各市議のブログでも、折に触れて紹介していくよう考えています。
みなさんも、岡山市民のお金がどう使われようとしているのか、一度資料を見てみてください。そして、気付いたことがあれば、どんどん声を挙げていってください。
行政当局も、私たち議会関係者も、単に公表しただけで満足するのではなく、市民に必要な情報の届く、「見える化」本来の目的を果たすために、更に工夫をしなければいけないと思います。
資料「予算編成の流れ(スケジュール)」より
●10月初旬ごろ…予算編成方針公表
→ 要求書作成作業
●11月初旬ごろ…各局区長室要求書提出
→ 予算編成作業(財政ヒアリング・調整等)
●12月下旬ごろ…人件費要求書提出
●1月初旬ごろ…国制度改正等による要求額修正
●1月下旬ごろ…予算要求状況公表 ※これが今回の発表です
→ 市長査定等
●2月初旬ごろ…予算案公表
●2月中旬…予算案議会提出
→ 予算案審議
●予算の議決
→
市議団事務局(東田) 15年01月19日
日本共産党は、政党助成金の廃止を求める国会請願署名を始めました。通常国会の冒頭にも「政党助成金廃止法案」を提出する準備を進めています。
みなさん、ぜひ署名にご協力ください。
署名用紙(PDF、1枚)→syomei-seitojoseikin1501
【請願趣旨】
政党助成金制度が1995年に創設されて以降、毎年320億円もの血税が日本共産党以外の政党に投入されてきました。2014年末までの総額はすでに6311億円にのぼります。
そもそも政党助成金制度は、支持をしてもいない政党に事実上の「献金」を強要するものであり、「思想信条の自由」「政党支持の自由」に反する、憲法違反の制度です。
くわえて、なんの苦労もなしに巨額の税金が転がり込む制度が、政党・政治家の金銭感覚を麻痺させ、政治腐敗を加速させています。政党助成金ほしさに、政党が離合集散するなど、政党と政治を堕落させる元凶になっています。
以上の趣旨にたって、次のことを求めます。
【請願事項】
一、政党助成金を廃止すること
市議団事務局(東田) 15年01月16日
1995年1月17日、日の出前の寒い時間帯でした。
阪神淡路大震災から明日で20年となります。
ここ数日さまざまな報道もあり、あらためて「当時」と「今」を考えている方も多いのではないでしょうか。
もっとも被害の大きかった地域は、いま、とてもきれいな住宅やオフィスが立ち並んでいます。
一方で、復興公営住宅には約4000世帯が入居。痛ましい孤独死が後を絶ちません。(12年61人、13年46人、14年40人)
当時の市長や知事が「復興の目玉に」と推進した神戸空港は、いま、採算性の悪化で地元自治体の大きな足かせになっています。
復興と称して巨大開発を推進した、被災者の生活再建は脇に置かれた。
端的に言ってしまえば、そういう「復興」施策だったのではないでしょうか。
岡山市は、市街中心部や各地域のまちづくりをこれからどうしていくか、本格的な議論が進んでいきます。
党市議団は、「そこに住んでいる人たちが安心して住み続けられる」ことをキーワードの一つにして、ビジョンを提起し、行政の施策をチェックしていきます。