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日本共産党 岡山市議団

15年03月

子ども・女性の貧困対策は、市として注力すべき  ~竹永みつえ3/3個人質問

15年03月3日

 岡山市定例2月議会個人質問4日目の3月3日、竹永みつえ市議が2人目として質問に立ちました。

最初に取り上げたのは、西大寺中心市街地の活性化問題です。この間、地元の代表が参加した協議会で、旧東区役所跡地の活用法についての意見集約がまとまりました。内容としては、文教・子育て施設、土地は売却、内容は民間公募で、地元要望として、地域のコミュニテイとしてつかえるものという付帯決議がつきました。竹永議員は、全庁的な整合性を持った方針を立てると共に、策定にあたっては地域住民の意見を十分くみ取ることを求め、政策局主導で行くのか?区役所が中心なのかを質問しました。

 市は、方針策定は市全体の計画と整合性を持たせること、岡山市の重要課題として位置づけ、政策局と連携し、区役所が中心となって、跡地活用方針と事業プロポーザル募集要項を作ると答弁。27年度中に策定し、28年度に公募をして年度内に事業者を決定する方向で進められていきます。

また竹永議員は、新東区役所に行くための公共交通の整備が必要だとして、市の姿勢をただしました。市は、バス事業者に要請しているという答弁にとどまりました。

岡山市が進めているコンパクトシティ化には、交通網の整備が不可欠です。今後もこの課題にしっかり取り組んでいかないと行けません。

 

次に、子どもの貧困について、特に社会的養護の必要な子どもたちについてを質問しました。竹永議員は、施設入所している子どもの約8割が虐待された経験を持ち、約35%が発達障害のあることを示しながら、「施設対応では限界が見えてきた、里親やファミリーホームにシフトしていくべきではないか?」と施策の前進を求めました。市は国が示した方針をもとに県が策定する計画に協力しながら推進していくと答弁。竹永市議は、岡山市が主体的にかかわるためには市としても計画を持ち、責任を持って推進していく構えが必要と重ねて求めました。

 

女性の貧困の項では、特にDV被害者等への自立支援についてを中心に質問しました。DV被害者支援は岡山市は全国でも先進的に、民間主導で、市民協働で進められてきました。行政だけでは支援できない多様な被害者を柔軟に受け入れる民間シェルターへの支援は市として、さんかく条例にも位置付けています。しかし、H24,25年と国からの「住民生活に光を注ぐ交付金」が、自立支援のステップハウスの立ち上げの補助金として、民間団体に年400万円交付されていた以降は、市としてのシェルター支援が年65万円だけです。

現場の大変さに心を寄せた予算付けとは程遠い状態ですが、市は、今まで通りの予算措置をしているとの答弁を繰り返すのみでした。

市の姿勢を問い、具体的な施策を提案もしながら実施を求める迫力のある質問で、20分の持ち時間をしっかり使い切っていました。 
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1 西大寺中心市街地活性化について

(1)西大寺地域中心市街地活性化協議会について

(2)東区役所跡地活用方針について

(3)新東区役所までの公共交通について

2 公共施設マネジメントについて

3 子どもの貧困、女性の貧困について

(1)社会的養護の必要な子どもたちについて

(2)学校・地域でささえる子どもの貧困について

(3)貧困状態にある女性の実態について

(4)DV被害者等の自立支援について

竹永みつえの質問原稿はこちら

2015.2月議会 個人質問(0303竹永みつえ)

 

議場に遅刻する議員は…

15年03月2日

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2015年3月2日(月)、岡山市議会は2月定例市議会の開会7日目、個人質問3日目でした。

団の事務局員である私は、団の市議の質問日には傍聴席で審議を見守っています。

いつも思うのが、議員の出入りが激しいなあ、朝10時にそろわないなあということです。

なので、今日は写真を撮ってみました。

写真は議場の中にあるパネルで、時計は現在時刻、オレンジの電光数字が市議の出席人数を表しています。

 

岡山市議会は定員52で欠員1なので、現職は51名です。(病気の届を出して、4年間ほぼ議会に出席していない方が1名おられますが)

 

3月2日、議長が開会を宣言した10時3分ごろの出席は40人でした(=11人欠)

その後の変化は、以下の通りです。

10:03ごろ 40人

10:07ごろ 44人

10:10ごろ 45人

10:35ごろ 49人

上記の間にも、頻繁に議員の出入りがありました。

議員の仕事が議会に出るだけではない、それはその通りですが、だからと言って議会に出るより優先される仕事とはいったいなんなのかとも思います。何をなさっているんでしょう。

 

こういった出欠状況は、インターネットやOniビジョンの中継では見えず、実際に傍聴席に座って初めて分かります。

こういう点からも、おおくのみなさんにぜひ一度市議会を傍聴してみていただきたいと思っています。

 

 

 

無断開発で土砂災害の危険、市の対応は? ~東つよし個人質問

15年03月2日

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3月2日(月)、2月定例岡山市議会の個人質問3日目、トップバッターとして東つよし議員が質問に立ちました。

南区飽浦で県の保安林や個人の土地の樹木まで無断で切り開き、沢まで埋められている問題があります。東市議は、岡山市の認識や業者への対応、土石流の災害防止と責任について市の姿勢を正しました。

東市議は現地が土石流の警戒区域に指定されていることも図示しながら、「もしいま局地的な豪雨などで土石流が起きたら、被害が発生してしまう可能性が高い、そうなったら市の責任も問われる、災害防止というならいまこそ行動すべき」と迫りましたが、市は「土地境界未確定の部分があり、そこをまず確定させる」「境界が確定したらそれぞれの所有者にしかるべき対応をする」との答弁を繰り返しました。

東市議の指摘する通り、何かあってからでは遅い問題です。しかも作業を強行しているのは、過去にも市内で違法残土問題を起こしていて市でも把握している業者です。東市議と団では引き続き、土地所有者や地域のみなさんの生命と財産を守るため、災害の未然防止策と業者対応を市に強く迫っていきます。

 

路面電車の駅乗り入れ問題では、12案が出ている現時点でも利用者増の見通しや事業の検証方法がはっきりしていないことがわかりました。どの案ならどれだけ利用者が増えるのか、案によっては岡山駅前商店街や地下街の回遊は減るのではないか、目的があってこそその目的の達成を図る検証があるのではないか、などの疑問に答えられず、とにかく事業を実施するんだとの答弁に終始しました。

当局は、それらは数案に絞った段階で検討すると答弁しましたが、それではそもそも数案に絞り込む基準は何なのかという疑念もわいてきます。巨額の市費投入が懸念される事業です。市はこういう疑念にも応えながら計画の検討を進めるべきです。

また、灘崎や瀬戸などの生活交通施策の進捗状況をただし、その促進を求めました。

 

市営住宅の問題では、浴槽設置を求めた東市議の質問に対し、「新年度からは、新規入居分については設置していく」と答弁しました。古い市営住宅は入居者が自費で浴槽をつけ、退去時に撤去しなくてはならなかったので前進です。

また、市営住宅の入居には連帯保証人が必要ですが、課税世帯でないといけません。やむをえない事情があればその限りでありませんが、窓口は指定管理者のため柔軟な対応ができていない実情も明らかになりました。

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(東つよし質問項目)

1 飽浦無断開発について

2 路面電車駅乗り入れについて

3 市営住宅について

 

東つよし質問原稿はこちら

2015.2月議会 個人質問(0302東つよし)(PDF232KB 4ページ)

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