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日本共産党 岡山市議団

12月 7th, 2015

「鳥獣害、用水路事故で対策の早急な具体化を検討」 ~河田議員の質問に市答弁

15年12月7日

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7日の11月定例岡山市議会は個人質問2日目で、この日の6番手として共産党市議団の河田正一議員が登壇し、苫田ダム受水費、水道水源保護、用水路事故防止、鳥獣害対策のテーマで、それぞれ市の考えをただしました。

 

河田議員が、農作物の鳥獣被害対策で駆除活動への助成拡充を重ねて求めたのに対して、市は「狩猟期の助成額を増額したが、端境期をどうするかなど、他の課題と合わせて検討する」と答弁しました。来年度に向けて、施策の拡充が強く望まれます。

 

用水路の転落事故の問題では、河田議員が、事故発生が全国的にみても多いことを指摘し、対策を早急に具体化するよう求めたのに対して、市は「関係部局で連携して、できるだけ早期に検討する」と答弁しました。市民の関心が高い事柄でもあり、今議会でも何人かの議員が取り上げています。これも早急な対策が求められます。

 

苫田ダムの容量の一部を利水から治水に転換することを国が岡山県などに提案している問題では、河田議員はこれを好機として、無駄遣いをあらためるよう強く迫りました。市長は「今回の国の提案は意義あるものだが、関係自治体それぞれにどのような影響があるのかシミュレーションをするなどして把握し、方針を決定したい」と述べました。

 

河田議員が、水道水源保護条例の制定を求めたことに対しては、「現状の水道法や水安全計画などで安全は確保できている」として新たな条例制定の必要性はないとの認識を示しました。しかし、全国的には、現行の法律などの不備を指摘した裁判もあり、この問題では岡山市に認識と姿勢の転換を引き続き求めていかなければなりません。

 

 

 

処遇改善しなければ、保育士は増えない

15年12月7日

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5日の各紙で、厚生労働省が保育士不足の緊急対策をまとめたと報じられています。

省内の検討会がまとめたもので、

◆朝夕の保育士配置基準は2人→1人にする

◆幼稚園・小学校の免許を持っている人を保育士に置き換えられる

◆研修などの代替要員は保育士でなくてもよい

の3点が主な柱です。

一方で、保育士の処遇改善は盛り込まれませんでした。

 

保育現場の職員、保護者、研究者、自治体関係者など多くの方から、「保育士確保には処遇改善が不可欠」と指摘されているにも関わらず、規制緩和一辺倒で安上がりな保育を進めようとしている姿勢は厳しく批判されなければなりません。

保育事故を未然防止し子どもの安全を確保するためにも、良質な保育・教育を提供するためにも、しっかりと専門職である保育士の確保が必要です。

岡山市でこのような規制緩和が実現しないよう、しっかり市の施策や来年度予算案を見ていく必要があります。