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日本共産党 岡山市議団

9月 29th, 2016

2015年度の決算審査 明日から ~無駄遣いや市民の暮らし守らない施策を厳しくチェック、改善めざす審査を

16年09月29日

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岡山市の2015年度のすべての決算を審査する岡山市議会の特別委員会が明日から始まります。

岡山市議会では、普段議論する常任委員会とは別に、この時期限定で決算を審査する特別委員会を3つ設け、正副議長と監査委員以外の議員(現在は計41人)がそれぞれに分かれて、担当する会計を審査します。審査結果は11月議会の冒頭で報告され、その時にこの決算を認定するかしないかについて議決されます。岡山市議会では過去に、不認定とされたこともありました。

自治体の会計というのは複数あって、大まかに3つに分類できます。

「一般会計」・・特別会計と企業会計以外のすべてを担う会計。

「特別会計」・・自治体の仕事のうち、法令で決まっているなどの理由で、独立して設ける必要のある事業の会計。国民健康保険(国保)や母子等福祉資金貸付など。

「企業会計」・・法令で決まっているなどして企業のような方式で行われる会計。病院事業や水道事業など。

 

明日30日には企業会計の審査が始まり、来週の月曜からは残りの一般会計と特別会計の審査もスタートします。

日本共産党岡山市議団からは、一般会計に竹永光恵・東毅議員、特別会計に林潤・田中のぞみ議員、企業会計に河田正一議員が参加して、それぞれ審査にあたります。

 

自治体の年次決算はだいたい9月頃までに公表されますが、議会の側が審査するやり方はさまざまです。普段から設置されている常任委員会で審議するやり方や、予算と決算を同じ特別委員会で審議するやり方などがあります。

岡山市議会の場合は、予算は2~3月の常任委員会で審議し、決算だけこの時期に特別委員会を設置して審議します。常任委員会だとその委員会の担当する局の所管事務に関してだけしか審議できないため、その会計の全体像を把握して、その中で問題点を見つけたり改善を図ることができにくいという性質があり、現在やっているような特別委員会を設置して会計単位で審査するやり方の方がメリットが大きいと言えます。

ただ現在のやり方では会議日程の長さが不均一だという課題はあります。一般会計の委員会は例年7~8日間かかりますが、特別会計や企業会計は2~4日程度です。それぞれの議題=会計を審査するため実際には、会議日程以外の作業時間も必要となるため、一部の会派からは再検討を求める声も上がっています。党市議団はこの軽減策として、一般会計を2つの分科会に分けるなどの提案をしています。

 

これらの特別委員会は、通常常任委員会などと同様にどなたでも傍聴することができます。日程は表のとおりですが、開始時刻は日によってまちまちなので、詳細は岡山市議会事務局などにご確認ください。(市議会事務局総務課086-803-1528)

(追記)開始時刻は、一般会計の10/31が午後2時からと企業会計の10/5が午後1時からの2回を除き、他はすべて午前10時開始となる見込みです。

岡山市議会ホームページ

岡山市議会では、委員会審議の様子はインターネット中継がなく、議事録の公開も不十分なので、審査内容を市民が見るためには直接傍聴する以外の方法は、現時点ではありません。市民のための審議、市民に開かれた議会のあり方といった観点からは不十分で、党市議団としても各会派に情報公開の拡大を呼びかけています。