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日本共産党 岡山市議団

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岩手・岩泉への支援のご協力、本当にありがとうございます (12/12中間報告)

16年12月12日

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東北・北海道地方で2016年8~9月にかけて相次いで発生した台風・豪雨災害について、岩手県岩泉町への被災者支援を、これまで何回かこのブログでも呼びかけてきました。

皆様からとてもたくさんの支援物資やカンパをお預かりし、9~11月にかけて4次にわたって物資を岩泉町の被災者支援窓口に届けてきました。

今日、岩泉町の伊達勝身町長からお礼状が届いたので、ご報告します。

 

(お礼状全文)

ご支援をいただいた皆様へ

謹啓 寒冷の候、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

このたび、台風10号豪雨災害に際しまして、被災された皆様への支援品をご提供いただき、誠にありがとうございました。

全国の皆様よりご提供いただきました物資は、これまで避難場所等で被災された方々にお届けしております。

家や家財、衣料品等の多くのものを失った方々は、皆様からのご支援やご声援に勇気付けられ、大変感謝しているところでございます。

また、被災者の方々は、自宅を修理又は仮設住宅への入居等、今後の生活に向け、一歩一歩前進しているところでございます。

これから益々寒さが厳しくなる時期となりますが、私ども岩泉町といたしましても、職員一丸となって、被災者の皆様が一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう、また、被災前の岩泉町の元気な姿を全国の皆様にお伝えできるよう、最善の努力を尽くして参る所存であります。

終わりに、引き続き温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、略儀ながら本書をもってお礼とさせていただきます。

敬白

平成28年12月

岩泉町長 伊達勝身(自署)

 

 

現地はもう冬で、今日(12/12)の小本地区の気温は、3~マイナス3度。まだ12月ですから、これから寒さがさらに深まっていきます。

家や家財道具を失い、これから生活を再建しようとしている方々にとっては、正念場を迎えることになるのだと思います。

 

一方で、明るい話題も。

洪水被害で閉鎖していた国天然記念物の鍾乳洞、龍泉洞が2017年3月にも営業再開の見通しと発表されました。

<台風10号>水没の龍泉洞17年3月再開(河北新報2016年11月8日付)

龍泉洞が以前の姿を取り戻し、春の訪れとともに、観光者も戻ってきて、また町がにぎわうことを心から願っています。

 

市議団では、引き続き現地の支援ボランティアと連絡を取り合いながら、必要な支援に取り組んでいきます。

 

 

 

(前回の関連記事)

岩手・岩泉への支援のご協力、本当にありがとうございます (11/8中間報告)

林じゅん個人質問は12/9(金)14:30頃~

16年12月8日

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2016年11月定例岡山市議会は、12月9日(金)に個人質問5日目・最終日を迎えます。

日本共産党岡山市議団の林じゅん市議は、大トリとなる7番目に登壇し、「部落差別解消推進法案」「岡山市の教育」の2テーマで質問します。

時間は前後する可能性がありますが、午後2時30分頃からと見込んでいます。

ぜひ傍聴においでください。

質問の原稿や資料は、団控室においでくださればお渡しできます。(議会棟3階)

また、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などでインターネット生中継を視聴することもできます。

岡山市議会インターネット中継

 

<林じゅんの質問>

1 部落差別解消推進法案について

今国会に、「部落差別解消推進」法案が提出され、衆院はすでに通過して参院で審議中です。

この法案は、すでに法的根拠のない「同和地区(部落)」を自治体に調査するよう義務付けるなどして、その結果を「差別解消推進」につなげようとする内容です。

自治体が、「部落とはどこか」「出身者とはだれか」を定義することにつながり、差別解消推進の名前とは裏腹に、行政が重大な人権侵害を起こしかねない大問題の法案です。

また、同和利権の復活にもつながりかねず、何重もの意味で行政をゆがめる法案です。

林じゅん議員は、これらの問題点を法案の中身や歴史的な経過と現在の到達点にもとづいて明らかにし、岡山市として、明確に反対の態度を表明すべきだと求めます。

 

2 岡山市の教育について

このテーマで林じゅん議員は、(1)教育大綱、(2)教職員の人件費の市費への移行、(3)通学区域弾力化の廃止、(4)学校規模の適正化、(5)学校評議員の5つの項目で、岡山市の教育全体を見渡して議論します。

教育大綱は、今年度中の策定が計画されており、これまでの議論では、「学力向上」と「問題行動」の2つを中心に、教職員の過重負担軽減をからめて、重点をしぼった内容とする方向で議論されています。

学力の向上はとても大切なことで、それを目指すこと自体は当然ですが、それは本来、テストの点数や順位などで測れるものではありません。今議会でも、学テについて「都道府県や市町村の順位を競うものではない」「教師の授業改善や子どもの学習・生活改善に活用するもの」と繰り返し答弁されています。この認識を今後も貫くことが必要です。

教職員の人件費市費移行の項では、2017年度に公立小中学校の教職員に関する権限と財源が都道府県から政令市に移ることについて、議論します。岡山市や県は、教員の正規率が全国的に見てとても低い水準になっており、非正規の先生がクラス担任を持っていたり、講師の先生が担当授業時間以外の無給の時間にさまざまな授業準備や校務にあたるなどして、大きな弊害を生じさせています。この市費移行を契機として、現状を抜本的に改善させる必要があります。

学校規模の適正化問題では、中央小学校を事例に議論します。中央小学校は、約15年前に市内中心部の小学校を統廃合して誕生しました。おおよそ700人の受入を想定して作られている校舎や設備に対し、現在900人を超える児童が在籍しており、子どもたちの学校生活の条件はかなり悪くなっています。

林じゅん議員は先日中央小学校を視察して、その状況をつぶさにつかんでおり、事実をもとに、子どもたちの環境改善をめざして議論を進めます。

 

 

 

 

東つよし個人質問は、12/8(木)13:40頃~

16年12月8日

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2016年11月定例岡山市議会は、12月8日(木)に個人質問4日目を迎え、7人の議員が質問に立ちます。

日本共産党岡山市議団の東つよし市議は、この日の6番目に登壇し、「核兵器廃絶のとりくみ」「高齢者福祉」「学童保育」の3テーマで質問します。

時間は前後する可能性がありますが、午後1時40分頃からと見込んでいます。

ぜひ傍聴においでください。

質問の原稿や資料は、団控室においでくださればお渡しできます。(議会棟3階)

また、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などでインターネット生中継を視聴することもできます。

岡山市議会インターネット中継

 

<東つよしの質問>

1 核兵器廃絶のとりくみについて

2016年10月27日、国連総会の第1位委員会は、核兵器禁止条約の締結交渉を開始することを圧倒的多数の賛成で可決しました。来年2017年からは実際に交渉が開始されることになります。これまで大量破壊兵器と呼ばれているうちの生物兵器と化学兵器については禁止条約があるので、最後の核兵器についてやっとスタートすることになります。

この決議に、核保有国と並んで日本政府は反対しました。国内と世界中から失望と非難の声が上がっています。

岡山市も参加している平和首長会議は、11月8日の総会で、安倍総理宛てに「日本政府の反対は極めて遺憾」「戦争被爆国として尽力を」などとする要請文を全会一致で採択しました。また、「ヒバクシャ国際署名」に賛同・協力することも決めました。

東つよし議員は、これらの動きを詳しく紹介しながら、岡山市の取り組みの前進を求めます。

 

2 高齢者福祉について

要支援1・2の人は、来年4月から介護保険のサービスから原則的には外れ、市独自の「総合事業」に移ることになります。

この総合事業は、これまでの介護保険サービスよりも、時間が短くなり、場合によっては無資格者によるより簡易なサービスになることもあります。

岡山市では、開始4か月前の現時点でもまだ、準備が整っておらず、事業所にとっては単価の下落と合わせて、さまざまな弊害が懸念され、多くの不安の声があがっています。

東つよし議員は、事業所や利用者の不安の声を取り上げ、国の通知や他自治体の例も示しながら、市の準備状況と中身をただし、改善を求めます。

また、軽度で低所得の人向けの養護老人ホームの状況や体制などもただします。

 

3 学童保育について

昨年度から、学童保育やそのスタッフ(支援員)が法的に位置づけられ、岡山市も基準を設けたり、補助を拡充するなど、拡充に向けた動きが進んでいます。

また、開所時間や支援員の待遇の平準化などを招来的にめざしていくための運営事務局(仮称)の設置を計画中です。

東つよし議員は、これらの進捗状況や課題をただします。

さらに、さまざまな子どもたちの姿をより専門的に理解し、適切な対応をできるようにするために、国も認めている作業療法士を現場の支援に導入するよう求めて論戦します。

 

 

竹永みつえ個人質問は12/8(木)13時頃から

16年12月8日

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2016年11月定例岡山市議会は、12月8日(木)に個人質問4日目を迎え、7人の議員が質問に立ちます。

日本共産党岡山市議団の竹永みつえ市議は、この日の5番目に登壇し、「東区の諸課題」「子どもの貧困対策」の2テーマで質問します。

時間は前後する可能性がありますが、午後1時頃からと見込んでいます。

ぜひ傍聴においでください。

質問の原稿や資料は、団控室においでくださればお渡しできます。(議会棟3階)

また、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などでインターネット生中継を視聴することもできます。

岡山市議会インターネット中継

 

<竹永みつえの質問>

1 東区の諸課題について

東区は、岡山市全4区のうちで、唯一、人口減少が既に始まっています。その中では、就学前の子どもは転入が転出を上回っている一方、進学・就職時期の年代は逆に転出が転入を上回っている状況があります。

公共交通では、地域によっては東区役所に直通の公共交通がなかったり、病院やスーパーなどの地域拠点に行くのが不便だったりする場所もあり、これをどうするかは区の大きな課題となっています。

また、西大寺駅近くの旧区役所跡地は学校法人に売却されることが決まりましたが、売却に至る過程がどうだったのか、今後、地域のニーズにこたえる機能を持たせることができるのかなど、まだこれから議論を詰めていくべき点が多く残されています。

竹永みつえ議員は、これらの課題について、市の見解をただし、地域の声を紹介しながら、東区の全体と各地域が安心して住み続けられるよう、施策の前進を求めて議論します。

 

2 子どもの貧困対策について

岡山市は、全庁横断的な子どもの貧困対策推進本部会議を立ち上げて、情報の収集と分析に乗り出しました。

竹永みつえ議員は、ほぼ毎議会、子どもの貧困問題やそれに関連する事柄を取り上げてきました。今回も、市の対策推進会議の進捗を問いながら、政策・施策の提言も交えて、市の姿勢をただします。

現在、市が策定を進めている第2期教育振興基本計画には、素案段階では子どもの貧困対策が政策としてはきちんと盛り込まれていないことから、市の認識を問います。

「子どもの貧困」をどうとらえるのか、先行自治体の取り組みや研究者による「子どもの貧困指標」などを紹介しながら、対策推進会議の議論と取り組みの前進を求めます。

そして、条例や計画を持つこと、地域のネットワークづくりや学校での対応、就学援助の新入学用品購入費の前倒し支給や市独自の給付制奨学金制度の創設などを求めて議論します。

 

 

 

12/6 河田正一個人質問 「国保料は健保の2倍、ぜひ引き下げを」

16年12月6日

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2016年11月定例岡山市議会で、個人質問2日目の12月6日、2人目の質問に立った河田正一市議は、①国民健康保険、②事業系ごみ、③御津虎倉産廃、④富吉新斎場の4テーマで論戦しました。

傍聴席は半分以上の席が埋まり、多くの市民が熱心に傍聴しました。

 

①国民健康保険では、岡山市の国保基金が35億円あり目安の29億円を上回っていること、それでも健保組合の2倍という高い保険料であることなどを示し、9年間据え置いてきた市の姿勢を高く評価しつつ、市民の暮らしに寄り添って、保険料を引き下げるように求めました。

答弁に立った市長は、「繰入額は、被保険者1人当たりの額で20政令市中5番目の高さ、県内では倉敷市の約3倍。このような状況の中で、医療費の増大などによる将来的な財政負担を考えると、給付と負担のバランスを取ることが喫緊の課題であり、保険料の引き下げをする状況にはないと考えている」と述べました。

国保に加入している人は、相対的に収入の低い人が多く、多子世帯の保険料も相対的に負担が重いことから、保険料の引き下げは必要です。

もちろん制度の維持には公的な支えが必要で、河田議員は国に対してもきちんと意見を言うよう求め、市も指定都市市長会で緊急申し入れをしたと述べました。

 

市に、市民の立場に立って国保料の引き下げを決断させるには、市民の大きな声を寄せることがとても大切です。今年も取り組まれている国保引き下げ署名などで市民の願いを示しましょう。

 

②事業系ごみでは、河田議員はまず、事業系ごみが増える傾向にあることを指摘して、市の認識と対策をただしました。市は、大規模や中小規模の事業者それぞれに減量化の指導や啓発を進めていること、排出ごみの中に再資源化できるものの混入割合が少なくないことから、分別徹底の指導などを強化していくなどと答弁しました。

また、一部のごみ収集業者が業者が処理場に持ち込んだ際の確認伝票に、数字や記入の不正常な点があることを指摘し、改善を求めました。市は、「2度計量について検討していく」と答弁しました。

 

③御津虎倉産廃では、昨年12月に市が設置許可を職権で取り消し、その後今年8月に業者が浸出水調整池を約2倍に大きくした修正計画を出し直したことを踏まえて、業者の資料や市の手続きの進め方などについての問題点で、河田議員と環境局長との間で論戦が交わされました。

河田議員は、周辺環境への影響を調査した環境アセスについて、前回調査以降に周辺地域でオオタカ(準絶滅危惧種)、ブッポウソウ(絶滅危惧種として環境省レッドデータブック掲載)、ナガレホトケドジョウ(県の絶滅危惧1B指定、本州生息地の西限と確認)などの生息が確認されたことを紹介し、環境アセスのやり直しは必要だと指摘しました。

また、業者の浸出水の計算の考え方に誤りがあると指摘し、独自の試算も示しながら、市の見解をただしました。

市は、環境アセスの内容や浸出水の計算方法、関連施設の運転計画などについて、改めて専門家の意見を聞く考えを示しました。

客観的で中立公正な専門家を選定し、市から十分な情報を提示して、きちんとした意見を聴取することは最低限の前提です。

 

④富吉新斎場では、今年8月と9月に行った溜まりガスの調査結果について、可燃性ガスの一種であるメタンガスの測定濃度が短期間に0.0018%から4.3%まで急上昇していることなどが議論となりました。

河田議員が「わずか10日ほどの間に数千倍にあがっている、ガスがいまだに発生しているということではないか」とただしたのに対し、当局は「産廃跡地として土地は安定しており、ガスの継続的な発生はない」と平行線でした。

傍聴席を埋めた多くの市民の関心事でもあり、当局にはしゃにむに推進せず、客観的な調査と検証をきちんと進め、さまざまな意見を持つ住民との丁寧な意見交換が、これからも求められます。

 

 

 

 

 

12/5 田中のぞみ個人質問 「市独自の保育士処遇改善は、定着や就職につながる内容を検討したい」

16年12月5日

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2016年11月定例岡山市議会で、個人質問初日の12月5日、5人目の質問に立った田中のぞみ市議は、①受動喫煙防止、②待機児童解消、③性的マイノリティの権利保障の3テーマで論戦しました。

 

①受動喫煙防止では、たばこの煙は「北京での冬場の汚染程度が最も高いレベル」と同等との答弁があり、たばこの煙に含まれる非常に小さい粒子が肺の奥まで入り込んで、喘息や気管支炎など呼吸器系疾患、肺がんのリスク上昇、心臓など循環器系への悪影響もはっきり確認されているなどの答弁がありました。

これらの答弁を受け、田中のぞみ市議は、厚労省の委託研究をしている大和浩・産業医科大学教授の発表資料や、全国の政令市の庁舎で建物内や敷地内の禁煙が半数を超えていることなど、さまざまな資料を示して、対策を取るよう厳しく求めましたが、当局は「国の動向を注視して」と繰り返し、岡山市の認識が数年前から発展しておらず、時代の流れに乗り遅れていることが浮き彫りになりました。

 

②待機児童解消の課題では、最初に答弁に立った市長が「これまでも公定価格の見直しの中で保育士の処遇改善を実施しているところだが、議員ご指摘のように岡山市独自の処遇改善策についても、今後、国が行う新たな処遇改善の動向も見極めながら、保育士の定着や潜在保育士の就職につながる内容を検討していきたい」と述べました。

市長はこれまでも、保育士の処遇改善については、「国に要望している」「より金額の高い東京などに新卒保育士などが流れていく」などと繰り返し発言しており、今回、市独自の処遇改善について検討していくと表明したのですから、ぜひ、実効性のある内容を、スピード感を持って具体化していただきたいものです。

 

受け皿確保の課題では、0~2歳を預かる地域型保育などの事業者で、昨年と今年合わせて19事業者のうち10事業者で3歳以降に入園できる先を確保できていないことが明らかになりました。

また、幼稚園の空き教室について、「民営化によるこども園への移行や私立保育園の分園などによる活用を検討していく」などとし、前提条件なしに直ちに活用する考えを持っていないことも明らかになりました。こども園化などを前提にしていては、活用のスピードが遅くて現状にかみあわないという大きな問題が生じます。また、施設整備をいわば「交換条件」にして、こども園化への同意を迫るかのようなやり方で本当によいのか、疑問です。

さらに市は、幼稚園での緊急一時預かりを利用した場合は待機児童のカウントから除くと述べ、困っている親子みんなをきちんと見据えてその全体をカバーできる政策を考えているのか、不安が深まる答弁内容が続きました。

 

③性的マイノリティ(少数者)の権利保障を求めた質問では、田中議員は、推進体制を「さんかく岡山」に一本化すること、パートナーシップ条例などの制定、学校での教職員への啓発や教育の徹底、市有施設の多目的トイレの表示改善などを求めました。

市は、引き続き、関係機関、民間団体、庁内各部署などと協力連携しながら多様性を認め合い、人権を尊重する取り組みを推進していくなどとしました。

その上で、パートナーシップ条例などについては、現在は市民への啓発が不十分で社会全体の理解を促進する段階だという認識を示し、当事者の悩みや生きづらさを解消するための支援や、多目的トイレの表示について、当事者団体や関係部署と協議しながら検討していくとしました。

学校での教職員への啓発については、当事者団体が市民協働でつくった啓発パンフを今年度中に全ての学校に配布し、来年度には養護教諭などに研修することや校内研修のテーマの1つにいちづけることなどと答弁しました。啓発パンフは、全教職員分はつくっていないとのことですが、ホームページでダウンロードできるようにするとのことです。

市民や教育現場での啓発はもちろん重要なことですが、行政や学校がさまざまな少数者に「味方だよ」と発信していくことや、具体的に役立つ制度や仕組みをつくることも大切なことです。引き続き、市の認識の発展と具体的施策の前進を求めていく必要があります。

 

 

河田正一個人質問は、12/6(火)10:30頃~

16年12月5日

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2016年11月定例岡山市議会は、12月6日(火)に個人質問2日目を迎え、7人の議員が質問に立ちます。

日本共産党岡山市議団の河田正一議員は、この日の2番目に登壇し、「国民健康保険」「事業系ごみ」「御津虎倉産廃」「富吉新斎場」の4項目で質問します。時間は前後する可能性がありますが、午前10時30分ごろからと見込んでいます。

ぜひ、傍聴においでください。

質問の原稿や資料は、団控室においでくださればお渡しできます。(議会棟3階)

また、岡山市議会インターネット中継では、パソコンやスマホ、タブレットなどから生中継を見ることができます。

 

<河田正一の質問>

1 国民健康保険について

岡山市民のおよそ3分の1が加入する国民健康保険(国保)について、制度の構造的問題として、加入者の医療費(支出)が高い一方、所得水準(保険料収入)が低いことなどから、国や県からの財政支援抜きには、財政がなりたちにくい特徴があります。

このことを踏まえ、保険料を9年間据え置いてきている岡山市のこれまでの努力を高く評価しつつ、市独自で予算編成できる最後の年である来年度こそ、保険料の引き下げをと求めて、市の姿勢をただします。あわせて、国にしっかりものを言っていくことも求めます。

 

2 事業系ごみについて

ゴミ減量について、家庭系ごみが減少傾向なのに対して、事業系ごみは増加傾向にあります。また、焼却費用に対して、処理手数料は約4分の3程度で、収支が不均衡な現状があります。さらに、一部収集業者が持ち込んだ事業系ごみに関して不適正な処理がされている懸念があります。

これらについて、行政の認識や市政をただします。

 

3 御津虎倉産廃について

御津虎倉産廃は、2015年末までに、業者に対する建設差し止め訴訟が確定し、市の責任を問う訴訟は、市が許可を「職権取消」したことで終結しました。

その後今年2016年8月に、業者が敗訴理由となった調整池の容量を大きくした計画を出し直し(「更生」)、市で審査が始まっています。

この審査の資料に対して市民が見たり意見を述べたりできる「告示縦覧」について、不十分な点があったとして、市は12月からやり直すと表明しました。

しかし、そもそも再度の審査にかけられた資料のうち、例えば環境アセスメントは15年前のもの、「地元同意」の署名者も現時点では死亡しているなど、その後の状況変化に見合っていないものとなっています。

また、豪雨時の浸出について、見通しや対応策が、果たして十分なのかどうかという点でも深刻な疑問があります。

これら多くの課題について、河田議員は独自の試算も示しながら、1つ1つをただしていきます。

 

4 富吉新斎場について

中区東山の現在の斎場の全面改修とともに、北区富吉で計画が進められている新斎場については、住民への丁寧な説明と合意形成の無いままに計画を決定した市の姿勢や、産廃跡地を宅地並みの高価格で購入するなど、さまざまな面で多くの問題を含んでいます。

河田議員は、この問題についても継続的に取り組んでいますが、今回は、今年8月と9月の溜まりガス調査の結果で、計測されたメタンガスや二酸化炭素が目安値を超える値を示していることを追求します。

また、市が市有地を売ったり民有地を買ったりする際の市の考え方もただします。

 

田中のぞみ個人質問は、12/5(月)13:30頃~

16年12月2日

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2016年11月定例岡山市議会は、12月5日(月)から個人質問が始まります。

日本共産党岡山市議団のトップバッターは田中のぞみ議員。

5番目に登壇します。時間は前後する可能性がありますが、午後1時30分ごろからと見込んでいます。

ぜひ、傍聴においでください。

質問の原稿や資料は、団控室においでくださればお渡しできます。(議会棟3階)

また、岡山市議会インターネット中継では、パソコンやスマホ、タブレットなどから生中継を見ることができます。

 

 

<田中のぞみの質問>

1 受動喫煙防止について

厚労省がこの10月に「受動喫煙による死亡は年間1万5千人」などと発表し、国全体で2020年東京五輪に向けて対策強化も目指している中で、政令市や都道府県庁でも建物内禁煙が主流になっており、建物内に喫煙室があったり、敷地内に実質的に喫煙できるスペースがある岡山市は、認識も対策も大変遅れていると言わざるを得ません。

厚労省や研究者の最新の研究や、他市の事例などをもとに、岡山市の受動喫煙防止対策の前進をめざします。

 

2 待機児童解消に向けて

「全国2番目に待機児童の多い」岡山市の現状を打開することは、誰にとっても急務です。いま、岡山市は認可保育園(私立)だけでなくさまざまな保育サービスを組み合わせて待機児童「解消」を進めようとしています。いま困っている親子にいま受け皿を用意することは重要ですが、どんな施設でもよいわけではありません。

また、保育士を確保するためには、賃金や労働条件等の大幅な改善を欠かすことはできません。

待機児童に対する岡山市の対応策をただし、掛け声だけでなく、抜本的な財政措置もとりながら、良質な保育施設と保育士の確保のための市独自施策を求めて論戦します。

 

3 性的マイノリティの人たちの権利保障を

LGBTをはじめとする性的少数者の人たちの人権や一人の人として当たり前に自分らしく生きたいという願いが、実際の行政や教育の場でどのように保障されているのか、されていないのか、を問います。

いま、岡山市は総合計画の改定にあわせて様々な分野の計画を見直し中で、新たな計画に、どういう観点でどういう施策が盛り込まれるのかなどについて、具体的な提案も交えながら、岡山市の姿勢をただします。

 

 

 

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