このサイトは旧サイトです。最新情報などはこちらをご覧ください。
日本共産党 岡山市議団

15年04月

岡山市議選の結果(2) 共産党市議団の全体の中での立ち位置

15年04月17日

いくつかの指標を共産党市議団と全体とで見比べてみました。<>内が全体の数値です。

 

●平均年齢… 48.0歳 <55.7歳>

  団では30代が2人、40代、50代、60代が1人ずつです。

  30代は全体でも3人で、そのうち2人が団の議員です。

●女性比率… 40.0% <10.9%>

  今回、女性議員は2人減って5人になりました。そのうち2人が団の議員です。

●得票数/率… 23365票/9.9%

  投票した人のうち約10人に1人が共産党の候補に投票してくださった計算です。

  有権者全体に対する得票率(=絶対得票率)は、4.2%でした。

●当選順位

北区=定数20(前回21)

  田中のぞみ 4位(前回12位)

  河田正一 8位(前回6位)

中区=定数9(前回11)

  林潤 3位(前回5位)

東区=定数6(前回7)

  竹永光恵 5位(前回3位)

南区=定数11(前回13)

  東毅 6位(前回9位)

  当選者全体のうちトップは東区選出の元職、最下位も東区の新人でした。

  なお、東区の最下位当選者の得票数は2579票ですが、他の区でそれ以上の得票をした落選候補もいます。選挙が区ごとに行われているために発生した現象です。

●議席占有率… 10.9%

  議席占有率とは、その議会における団の言わば「シェア」を示すもので、前回の9.6%から上がりました。

  当選人数は前回と同じ5人ですが、定数が52から46に減っているので、相対的にシェアが上がったことになります。

 

(お知らせ) 市民病院 現=4/24まで、新=5/7から

15年04月17日

北長瀬の新しい市民病院が、現在の天瀬の市民病院から外来診療や入院患者などを引き継いで、5月7日にオープンします。

●4月24日(金) 現・市民病院の外来受付終了

●5月 7日(木) 新・市民病院の外来受付開始

(詳しくはこちらをご覧ください)

http://www.city.okayama.jp/byoin/simin2001/newhosp/poster.pdf

【問合せ先】 市民病院(086-225-3171)

 

また、4月19日(日)には、一般市民向けの内覧会が開かれます。自由に見学できるので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょう。

受付開始9:00~終了16:00

 

なお、移行に伴い、以下の期間は救急の受け入れが停止されます。

●4月27日(月)8:30~5月2日(土)8:30

 

岡山市議の政務活動費 オンブズが返還請求

15年04月16日

市民オンブズマンおかやまの光成卓明代表は4月16日、岡山市に対して、岡山市議の政務活動費(平成25年度分)について、一部を違法であるとして、岡山市長に対し返還を求める住民監査請求を提出しました。

(市民オンブズマンおかやまのHPはこちら/新着情報のトップに関係記事が出ています)http://www.ombud-oka.com/

「住民監査請求」というのは、市のお金の使い方などが不当であることなどを見つけた場合に、市の監査委員に対して監査を行い、必要な措置を取るよう求めるもので、地方自治法242条に基づく市民の権利の1つです。

要件の整っている請求に対して監査委員は、60日以内に回答しなければならないことになっています。

(他市ですが、横浜市のHPが詳しいので引用しておきます)http://www.city.yokohama.lg.jp/kansa/ju/

(岡山市監査事務局のHPはこちら)http://www.city.okayama.jp/kansa/index.html

 

市民オンブズマンおかやまは毎年、岡山市議の政務活動費(24年度までは「政務調査費」)について、内容を点検し、オンブズマンの視点で不当であるとしたものについて住民監査請求を行っています。そして、請求に対する監査委員の結果に対して不服である時には裁判を起こしています。

今回は市議会のうち6会派について、総計3,061,026円が違法であるとして請求を行いました。

内容について、何点かを指摘しています。

・研修の費用で具体的な資料添付がない

・飲食可能な施設での会合で実態が不明

・携帯電話やタブレット端末の使用料

・病気により実質的に議員活動を行っていないと思われる議員の経費(ガソリン代、人件費、電話料金)  など

 

(会派別の返還請求額)

新風会   173,250

自由民主党・無所属の会   169,108

市民ネット   280,976

ゆうあいクラブ   360,920

明政クラブ   1,998,022

ネクスト岡山   78,750

総計   3,061,026

 

共産党市議団には、違法支出とされたものはありませんでした。

このブログでもたびたび書いてきましたが、政務活動費というのは言うまでもなく、税金から出ているお金です。議員個人への報酬や政治活動の経費補てんという性質ではなく、市政を推進するための経費にあてるという性質のものです。

ですから、岡山県議会がつい先ごろまで「1万円以下の領収書は非公開」としていたのは、性質上も道理の通らない話ですし、現に共産党は県議団も市議団も全体のルールになる以前から率先してすべての領収書を公開してきました。

実際の使い道としては、共産党市議団の場合、毎議会ごとに市政の動きを知らせるニュースの作成やお届けするための費用、コピーの用紙代、情報収集するための新聞代等、日常的に政務活動を行うための事務所費用(家賃の一部、FAX代、事務消耗品代など)、事務局員(ブログ担当の私です)の人件費などです。ニュースなど郵送の費用も基本的には別納郵便で出しており、換金しやすい切手の購入は原則としてしていません。

市議が果たすべき仕事の最たるものは、市行政のチェックです。市民の税金が何にどのように使われているのか、優先順位はおかしくないか、不適切な支出はないか・・・。チェックすべき議員が、自分についての税金の使い方で不適正なことがあるとしたら、チェック機能を果たせるわけがない、と考えます。

 

議員の「政治とカネ」の問題も、引き続きこのブログでも取り上げていこうと思っています。

 

 

岡山市議選の結果(1) 共産党市議団の分

15年04月14日

(北区 定数20)

河田 正一 4629票(8位) 得票率4.83%  前回比(▲103票、97.8%)

田中 のぞみ 4982票(4位) 得票率5.20%  前回比(+1068票、127.3%)

(中区 定数9)

林 潤 5080票(3位) 得票率10.62%  前回比(+357票、107.6%)

(東区 定数6)

竹永 光恵 4206票(5位) 得票率11.58%  前回比(▲872票、82.8%)

(南区 定数11)

東 毅 4468票(6位) 得票率7.99%  前回比(+77票、101.8%)

 

5人合計

23365票 得票率9.90%  前回比(+527票、102.3%)

 

市政や市議会への関心を高めるには… 当選証書付与式を観ながら

15年04月14日

4月14日午後、市役所内で先の市議選で当選した46名に対する当選証書の付与式が行われました。

区ごとに届け出順に一人ずつ名前を呼ばれ、証書を受け取っていました。

全員に付与が終わった後、選挙管理委員長が、「市民、支持者の付託に応えて、市政の前進に全力を」と話していました。

 

私は、団の5名の議員の写真を撮るために会場にいたのですが、46人の挙措は様々で、背筋を伸ばして座っている人も居れば、足を組んだりふんぞり返るようにしたりして座っている人、うとうとコックリの人、スマホや手帳をいじっている人、さまざまでした。

立ち居振る舞いが、その人の議員としての質に直結するわけではないのでしょうが、本会議や委員会での態度も併せて考えてみて、「なるほどな~」と思う方もおられました。

今回の選挙は、投票率が史上最低を更新したとのこと。5人のうち2人ほどしか行かなかった計算です。投票に行かなかった人には何らかの思いがあるとしても、投票に行った人によって選ばれた46人がこれからの4年間、全ての岡山市民の生活をある意味で左右することになるわけです。そういう意味で、投票率の低下傾向は残念に思います。

このブログでは、団の議員5名や共産党市議団としての情報発信ももちろんですが、市政全体や議会の様子についても、引き続き、発信していきます。一人での多くの方に、市政や市議会について関心を持っていただきたいと考えています。

 

IMGP9852-2

(2015年4月14日、岡山市議会議員選挙の当選者に対する当選証書付与式)

いのち、暮らし、平和を守り抜く市政へ全力で

15年04月13日

昨日投開票が行われた岡山市議選で、日本共産党岡山市議団の5名はそろって再選を果たしました。

さっそく今日の昼には岡山駅前近くで、県議3人と一緒に街のみなさんにごあいさつをしました。

IMGP9784-2

大切な一票一票を共産党の候補に託してくださったみなさま、街頭でのお訴えや電話・葉書等でのお願いに温かく応えてくださったみなさま、事務所スタッフや後援会員、その他さまざまな役割をになってくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございました。

「ムダ遣いを厳しくチェックし、いのちと暮らし最優先の市政を」

「『海外で戦争する国』づくりを許さず、平和な日本を子ども達へ」

市議団の5名は、1人増えて3名になった県議や、国会議員とも連携しながら、選挙中お訴えした公約の実現に全力で取り組んでまいります。

これからも、皆様のご意見やご要望を共産党市議団へお寄せください。

 

写真の左から順に

(北区)河田正一 4629票

(東区)竹永みつえ 4206票

(南区)東つよし 4468票

(中区)林じゅん 5080票

(北区)田中のぞみ 4982.135票

 

延べ558人、平均34.9人が質問 ~岡山市議会

15年04月2日

岡山市議会の全議員の質問回数について、岡山市議会ホームページで公表されているデータを基に、日本共産党岡山市議団事務局が作成した資料をご紹介します。

shitsumonkaisu(PDF216KB)

shitsumonkaisu

岡山市議会(定数52)は、年4回の定例会(2,6,9,11月)があります。この4年間に定例会の本会議で質問に立った議員の人数は延べ558人でした。

定例会1回あたり平均34.9人が質問に立ち、質問に立った議員の全議員に対する割合は、平均で68.6%でした。

もっとも質問議員の多かったのは41名で、大森市長初議会となった2013年11月議会と直近の2015年2月議会でした。

逆に最も質問議員が少なかったのは32名で、当選後2回目の2011年9月議会、2012年11月議会、2014年2月議会でした。

 

それぞれの議員の質問回数を見ると、

現時点で在職している51名の議員のうち、申し合わせで質問に立たない事とされている議員を除き、

●可能な回の全てで質問に立った議員は、26名。(うち全16回登壇は20名)

●質問回数が12~15回の議員(上記を除き)は、5名

併せて31名は、平均で年4回の定例会のうち3回以上質問に立っていることになります。

一方で、

●4年間で一度も質問に立たなかった議員は、1名。

●質問回数が1~4回の議員は、4名。

併せて5名の議員が、平均で年1回以下しか質問に立たなかったことになります。

 

もちろん、本会議以外にも所属の委員会で質疑することができますが、そこでは委員会の所管事項しか取り扱うことができません。市政全般についてとりあげることができるのは、本会議だけです。

岡山市議会が、より活発で中身のある議論ができる議会になるのかどうか、10日後に決まります。

 

消費税増税しながら 社会保障3900億円削減!?

15年04月2日

「これでは社会保障は貧しくなるばかり。政治の方向が間違っている」

4月1日の衆院予算委員会で、小池晃日本共産党副委員長は、2015年度予算での社会保障削減が3900億円にも上ることを示し、消費税増税しながら“老いも若きも負担増”を強いる社会保障切り捨て路線からの方向転換を迫りました。

社会保障の財源は、能力に応じた負担を求める税制改革と、一人ひとりの所得を増やす経済改革でつくっていくべきだと述べました。

<2015年度の社会保障予算の削減項目>

●1130億円・・・介護報酬の引き下げ(▲4.48%)

● 123億円・・・介護保険利用料への2割負担導入

● 100億円・・・介護施設の食費・部屋代の負担増

● 460億円・・・協会けんぽの国庫補助引き下げ

● 465億円・・・70歳、71歳の医療費負担窓口の2倍化

● 500億円・・・年金「特例水準の解消」(▲0.5%)

● 800億円・・・年金「マクロ経済スライド」の発動(▲0.9%)

● 260億円・・・生活保護の削減(生活扶助基準の引き下げ)

●  70億円・・・生活保護の削減(住宅扶助・冬季加算の引き下げ)

合計 約3900億円

医療ではさらに、後期高齢者の保険料引き上げ(2~10倍)や現役世代の入院給食費の引き上げも狙われています。低所得者を狙い撃ちにした大負担増です。

政府の答弁は「激変緩和措置を講じる」というだけでした。

今回の社会保障削減3900億円は、小泉政権時の「自然増2200億円」削減を1.8倍近く上回るものです。

政府は、消費税について導入のときにも、5%への増税時にも、1年前の8%への増税時にも「社会保障のため」と言ってきました。

けれども、これほど社会保障の予算を削減しておいて、そんな説明がまかりとおるのでしょうか?

高額所得者と大企業ほど実質負担率が下がる所得税や法人税のゆがみをただせば社会保障の財源はつくれます。

小池氏は「能力に応じて税を負担させ、一人ひとりの所得を増やす経済改革で社会保障の財源をつくる“道”しかない」と述べました。

 

今日の山陽新聞などの報道によると、日銀の調査(企業短観、4/1発表)では、全国的にも今後の景気への不安感があり、特に中小企業の景況感の低迷があらためて鮮明になっています。岡山でも業績判断指数が4期連続ダウンと報じられています。

大森岡山市長は、これまでの各議会で、国の悪政について「岡山市民に直接関係ない事には答弁しない」と発言し、地場の中小企業の仕事と雇用を支援する施策には消極的な態度を取り続けています。

介護保険料は、岡山市では今月から基準額で月640円値上げされました。

市政に対して、市民の立場からチェックし意見を言うべき岡山市議会も、日本共産党以外の議員は市長提案には“なんでも賛成”と、議員の役目を果たせているとは言えません。

日本共産党岡山市議団は、岡山市政が国の悪政から市民を守る防波堤となれるよう、引き続き訴えていきます。

 

しんぶん赤旗4/2付1面の記事はこちらakahata150402-koike01

2面の関連記事はこちらakahata150402-koike02

 

« Prev - Next »