市議団事務局(東田) 16年09月30日
今週に入って、きんもくせいの香りを感じるようになりました。
しばらく雨が続いていましたが、秋の気配がだんだん濃くなっていっているんですね。
9月議会が終わって少しは気が(時間も)楽になったので、この週末はどこかに出掛けて、秋の気配をいろいろ見つけに行ってみましょうかね。
でも!
秋、、、なのに、、、秋のはずなのに、我が家の木槿(むくげ)は今が盛りとばかりに毎日毎日たくさんの花を開いています。写真は今朝の様子。
梅雨のころからもう3月ほども咲き続け、雨が降るたびに元気になっているみたい。
ほんとに明日から10月なのでしょうか、、、。
市議団事務局(東田) 16年09月29日
岡山市の2015年度のすべての決算を審査する岡山市議会の特別委員会が明日から始まります。
岡山市議会では、普段議論する常任委員会とは別に、この時期限定で決算を審査する特別委員会を3つ設け、正副議長と監査委員以外の議員(現在は計41人)がそれぞれに分かれて、担当する会計を審査します。審査結果は11月議会の冒頭で報告され、その時にこの決算を認定するかしないかについて議決されます。岡山市議会では過去に、不認定とされたこともありました。
自治体の会計というのは複数あって、大まかに3つに分類できます。
「一般会計」・・特別会計と企業会計以外のすべてを担う会計。
「特別会計」・・自治体の仕事のうち、法令で決まっているなどの理由で、独立して設ける必要のある事業の会計。国民健康保険(国保)や母子等福祉資金貸付など。
「企業会計」・・法令で決まっているなどして企業のような方式で行われる会計。病院事業や水道事業など。
明日30日には企業会計の審査が始まり、来週の月曜からは残りの一般会計と特別会計の審査もスタートします。
日本共産党岡山市議団からは、一般会計に竹永光恵・東毅議員、特別会計に林潤・田中のぞみ議員、企業会計に河田正一議員が参加して、それぞれ審査にあたります。
自治体の年次決算はだいたい9月頃までに公表されますが、議会の側が審査するやり方はさまざまです。普段から設置されている常任委員会で審議するやり方や、予算と決算を同じ特別委員会で審議するやり方などがあります。
岡山市議会の場合は、予算は2~3月の常任委員会で審議し、決算だけこの時期に特別委員会を設置して審議します。常任委員会だとその委員会の担当する局の所管事務に関してだけしか審議できないため、その会計の全体像を把握して、その中で問題点を見つけたり改善を図ることができにくいという性質があり、現在やっているような特別委員会を設置して会計単位で審査するやり方の方がメリットが大きいと言えます。
ただ現在のやり方では会議日程の長さが不均一だという課題はあります。一般会計の委員会は例年7~8日間かかりますが、特別会計や企業会計は2~4日程度です。それぞれの議題=会計を審査するため実際には、会議日程以外の作業時間も必要となるため、一部の会派からは再検討を求める声も上がっています。党市議団はこの軽減策として、一般会計を2つの分科会に分けるなどの提案をしています。
これらの特別委員会は、通常常任委員会などと同様にどなたでも傍聴することができます。日程は表のとおりですが、開始時刻は日によってまちまちなので、詳細は岡山市議会事務局などにご確認ください。(市議会事務局総務課086-803-1528)
(追記)開始時刻は、一般会計の10/31が午後2時からと企業会計の10/5が午後1時からの2回を除き、他はすべて午前10時開始となる見込みです。
岡山市議会ホームページ
岡山市議会では、委員会審議の様子はインターネット中継がなく、議事録の公開も不十分なので、審査内容を市民が見るためには直接傍聴する以外の方法は、現時点ではありません。市民のための審議、市民に開かれた議会のあり方といった観点からは不十分で、党市議団としても各会派に情報公開の拡大を呼びかけています。
市議団事務局(東田) 16年09月28日
8月末から9月初めにかけて相次ぐ台風で大きな被害の出た岩手県岩泉町への支援について、今日現在の状況をご報告します。
15日から第2弾の物資支援を呼びかけたところ、鉛筆(約600本)やノート(約40冊)、セーターやジャンバー、女性物の上着、レトルト食品や缶詰など、とてもたくさんの支援物資をお寄せいただきました。
また、支援物資の調達や送料などにあてるためのカンパも5組・人から4万3千円お寄せいただきました。
支援物資は段ボール3箱に詰めて、今日の夕方、岩泉町民会館に向けて発送しました。2~4日程度で到着する見込みです。(ヤマト運輸 問合せ番号746-4792-2440)
支援のお気持ちを託して下さったすべてのみなさまに心からお礼申し上げます。
現地はまだ厳しい状況が続いています。今後の支援の形については、現地の最新情報をもとに考えていきます。
また皆様のお力をお借りしたいことになればこのブログでも呼びかけますので、引き続き、現地の様子に関心を持ち続けていただき、出来ることでのご協力をどうぞお願いいたします。
市議団事務局(東田) 16年09月28日
今回は、日本共産党岡山市議団の2015年度分の政務活動費の使い方をご報告します。
日本共産党岡山市議団は政策立案のための調査や研究を中心に、住民要求の前進や市政の問題点を知らせる広報紙の発行や、議員の政策立案や調査活動をサポートする職員を雇う費用、議員が活動する際の事務所維持費用の一部などに使っています。
支出する際には、領収書はもちろん、納品書・請求書や現物を確認できる写真等を添付し、書籍や発行物、研修報告書などは原本を保管しています。
支出報告書や領収書(写し)などは議会事務局で閲覧できますが、日本共産党岡山市議団では、控室に来て下されば原本を閲覧していただくこともできるようにしています。ご希望の方はご連絡ください。(電話086-803-1707、会議等で不在の場合があります)
政務活動費は市民の税金が原資であり、岡山市政の発展と市民の暮らしを守るための活動に使うべきものです。引き続き、適正な支出であることはもちろん、透明性の高い執行につとめていきます。
<岡山市議会の政務活動費>議員1人につき1月あたり13.5万円を上限として、会派に交付。(共産党市議団の場合、13.5万円×5人×12か月=810万円が年間の上限)
岡山市議会ホームページ (政務活動費収支報告書のページ)
市議団事務局(東田) 16年09月27日
市政ニュース速報版№214(160927)
9月定例岡山市議会は補正予算や教育長人事など50件の議案を可決・同意し、4件の陳情を採択して27日閉会しました。
党市議団は、マイナンバーカードを使ってコンビニ店頭で戸籍を取れるようにする条例案や、農業委員などの定数を定める条例案の2議案に反対し、河田正一議員が討論に立ちました。
マイナンバーは危険先行、コンビニでは情報管理しきれない
コンビニでマイナンバーカードを使って戸籍などを取得することは確かに便利ですが、高齢者などが機械操作を店員に頼るなどした際の情報漏えいを防ぎきるすべはありません。コンビニ店員が店頭で知った個人情報を悪用した事件は、残念ながらたびたび報道されているところです。
マイナンバー制度は、処理を担っている地方公共団体情報システム機構が度重なるトラブルで、最近まで発行が滞っていました。カードを取得している人も少なく、法律の建前である「社会保障・税の公平性」を実現するより先に、民間利用がなし崩しに拡大しています。
制度の信頼性や情報漏えいの危険性への十分な備えを誰も保障できないのに、利用方法だけどんどん拡大させることは、市民の安全な暮らしを守る観点から許されるものではありません。
「地域の農地を地域で守る」に逆行
安倍政権の「岩盤規制改革」の一環として法律が改悪され、農業委員の公選制廃止・首長任命制に変更されるとともに、新たに農地利用最適化推進委員が設置されました。今回の条例は、それを岡山市で具体化するものです。
新たな農業委員は定数が半数以下となり、これまでのように現地に出向いて農地の様子をつぶさに確認するのではなく、机上で書類審査する委員会に変えられます。
この「改革」の行きつく先は、TPPなどにより「企業が世界で最も活躍しやすい国」にすることで、地域の農地を地域で守るという日本の農業のあり方を壊し、地域再生に逆行するものです。国言いなりに条例制定するのではなく、おかしいことにはきちんと声を上げるべきです。
<当面の議会日程>
●27年度決算審査特別委員会(9/30~10/31)
●委員会視察(11/8~11、11/15~17)
●11月定例市議会(11/28~12/15、プレ常任委員会11/24、請願陳情締切12/2)
市議団事務局(東田) 16年09月26日
9月議会の個人質問の様子を動画で見ることができます。
今年度からパソコンのほか、スマートフォンでも視聴できるようになりました。
それぞれの議員の最初の質問原稿は、それぞれ当日の本ブログで紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
今回は4人それぞれが「一問一答方式」(※)で質問しています。
※最初に議員から質問(全ての項目)し、当局から答弁(全ての項目)する。そのあと、項目ごとに質問と答弁を繰り返すのが一問一答方式。これに対して、2回目以降も質問答弁ともまとめて行うのが「一括質問一括答弁方式」。
【動画】 2016年9月議会 東毅(9/12)(約49分)
1 岡山市住生活基本計画(素案)について
2 災害対策について
【動画】 2016年9月議会 竹永光恵(9/14)(約46分)
1 子どもの貧困対策について
2 介護保険制度について
(1) 総合事業について
(2) 負担増について
【動画】 2016年9月議会 林潤(9/15)(約49分)
1 教育環境の整備について
(1) スクールソーシャルワーカーの拡充について
(2) 学力テストと生きる力
2 マイナンバーについて
3 回遊性と景観づくりについて
【動画】 2016年9月議会 田中のぞみ(9/16)(約57分)
1 子育て支援施策について
2 国民健康保険制度について
市議団事務局(東田) 16年09月21日
今日は各常任委員会で議案の審査が行われています。私が傍聴していた経済委員会は午前中で終了し、午後になって環境消防水道と建設委員会、そしてつい先ほど市民文教と保健福祉が終了。午後4時10分の時点で総務委員会が審議中です。
昨日は1日かけて団会議を開き、それぞれの委員会にかかっている議案や陳情について、事情や背景を確認しつつ、住民の願いに即しているかどうか、住民の権利を阻害するものにならないか、市政の発展にとってどうか、予想外の副作用はないか、将来的にはどうか、市議団の政策的な立場からはどうかなど、さまざまな角度から検討しました。
市議5人の考え方や注目したりこだわったりするポイントはさまざまです。また将来の可能性やリスクに対する想定についても意見は分かれます。
「この方向で行こう」と誰かが提案してそれへの賛否を問うのではなく、1つ1つの議題についてお互いの意見を聴きあって、自分の考えも深め、一致点を見出す議論をします。
ので、昨日は終わった後、正直に言うと「とても疲れた~」という気分ではありました。
ただ、こうした議論を経て、市政の各分野についての認識が深まりますし、団としての政策をより練り上げていくことにもつながります。
・・・と、そう前向きに考えることにしましょう。
今日の委員会審議を受けて、27日の本会議最終日では、全ての議案と継続審査以外の陳情について、全議員が賛否を明らかにして採決します。
議員が見識を深めることが、市政の発展につながるよう、これからもしっかり議論と実践をすすめていかないといけませんね。