12月 12th, 2016
【資料・動画】 2016.12.5 田中のぞみ個人質問
「じゃあ、あなたは少子化対策に反対なんですね」
市議団事務局(東田) 16年12月12日
今日は、岡山市議会の各常任委員会が開かれています。
といっても経済、建設、市民文教委は審議を終え、総務、保健福祉、環境消防水道の3委員会が審議を続けています。
そのうち、保健福祉委は3時過ぎから4時前まで、休憩を取っていました。
来年度から保育料を引き下げる条例案について、およそ4.2億円必要であるということに自民党の委員が物言いをつけて、その答弁準備に時間がかかっていたようです。
質疑では、財源をどうするんだ、代わりの財源をどうつくるんだという質問を投げかけ、当局の答弁に納得せずに似たようなやり取りを続けていたようです。普通の午後休憩なら15分程度で再開しますから、この小一時間ほどの間に、どんなやりとりがあったのでしょうか・・・。
この委員は、私たちが市の認定こども園固執政策に反対していることについて、「じゃあ、共産党さんは待機児童解消に反対なんだね」と言われた方です。
私たちは、岡山市がいま進めている「市内30カ所に公立認定こども園」「他の70以上の公立幼稚園・保育園は廃止か民営化」という方針では、待機児童の解消に役立たない、市の公的責任を損なう、として反対しているのです。実際に、認定こども園になってもなる以前にあった幼稚園や保育園の定員合計から増えているわけではありません。逆に定員枠が減ったり、障害児の受入枠が減ったこともありました。
この委員の論法を借りれば、今回保育料引き下げの議案に難癖をつけているということは、「じゃあ、あなたは少子化対策に反対なんだね」となるような気がするのですが、いかがでしょう。
共産党市議団の林じゅん委員は、「局単体で財源と事業を固定化するのはおかしい。もしそういう考えに立つなら、例えば路面電車の駅前乗り入れを進めている都市整備局は、局内で他の事業を削減して財源をねん出しなければならなくなる、それは市の事業の考え方ではない」と意見を述べました。
岩手・岩泉への支援のご協力、本当にありがとうございます (12/12中間報告)
市議団事務局(東田) 16年12月12日
東北・北海道地方で2016年8~9月にかけて相次いで発生した台風・豪雨災害について、岩手県岩泉町への被災者支援を、これまで何回かこのブログでも呼びかけてきました。
皆様からとてもたくさんの支援物資やカンパをお預かりし、9~11月にかけて4次にわたって物資を岩泉町の被災者支援窓口に届けてきました。
今日、岩泉町の伊達勝身町長からお礼状が届いたので、ご報告します。
(お礼状全文)
ご支援をいただいた皆様へ
謹啓 寒冷の候、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたび、台風10号豪雨災害に際しまして、被災された皆様への支援品をご提供いただき、誠にありがとうございました。
全国の皆様よりご提供いただきました物資は、これまで避難場所等で被災された方々にお届けしております。
家や家財、衣料品等の多くのものを失った方々は、皆様からのご支援やご声援に勇気付けられ、大変感謝しているところでございます。
また、被災者の方々は、自宅を修理又は仮設住宅への入居等、今後の生活に向け、一歩一歩前進しているところでございます。
これから益々寒さが厳しくなる時期となりますが、私ども岩泉町といたしましても、職員一丸となって、被災者の皆様が一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう、また、被災前の岩泉町の元気な姿を全国の皆様にお伝えできるよう、最善の努力を尽くして参る所存であります。
終わりに、引き続き温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、略儀ながら本書をもってお礼とさせていただきます。
敬白
平成28年12月
岩泉町長 伊達勝身(自署)
現地はもう冬で、今日(12/12)の小本地区の気温は、3~マイナス3度。まだ12月ですから、これから寒さがさらに深まっていきます。
家や家財道具を失い、これから生活を再建しようとしている方々にとっては、正念場を迎えることになるのだと思います。
一方で、明るい話題も。
洪水被害で閉鎖していた国天然記念物の鍾乳洞、龍泉洞が2017年3月にも営業再開の見通しと発表されました。
<台風10号>水没の龍泉洞17年3月再開(河北新報2016年11月8日付)
龍泉洞が以前の姿を取り戻し、春の訪れとともに、観光者も戻ってきて、また町がにぎわうことを心から願っています。
市議団では、引き続き現地の支援ボランティアと連絡を取り合いながら、必要な支援に取り組んでいきます。
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